<こぼれ話>

雨のマングローブ林をカニを携え戻る途中のこと。
雨で視界の悪いマングローブの中を、名人の背中だけを見てついてゆく国分と長瀬。
しかし突然!
名人「あぶない、あぶないっ」
そう言いながら一人で先へと走っていってしまった名人。
どうやらトゲのある木を見つけ、それを避けて足ばやに去っていったらしい。
国分「おれら、名人についてくしかないのに・・・」
取り残された二人は、雨のマングローブ林でしばし途方に暮れたのだった。