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すると、目線の先でマグロが海面から顔を出した!
御厩敷さん「おっ!跳ねた!!」
その姿は見紛うことなきホンマグロ。
そして周りの船にもちらほらとマグロが揚がり始めでいる。
長瀬「くっそぅ」
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気持ちばかり焦る長瀬。だが、追い討ちをかけるように天候も崩れ始める。
長瀬「あれなんか嫌な雲だね・・・」
海の向こうから押し寄せるような黒い雲、そして風も強くなってきた。
波の高さはすでにつれたか丸を覆い隠すほどだが、そんな悪条件のなかでも必死に踏ん張る長瀬。 |
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しかし!
御厩敷さん「長瀬君。帰ろうか」
長瀬「・・・ちくしょうっ!」
今シーズンも叶うことのなかった男の夢。
だが、ホンマグロをその手で釣り揚げるまで、つれたか丸と長瀬の戦いは終わらない!
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