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達也が取ってきた硫黄と松煙、そして筒井さんにお借りした硝石でさっそく火薬づくり。
それらは、ふるいにかけ不純物を取り除き火薬の精度を高める。
待ちに待った火薬が完成。そして、城島がつくった和紙。
城島「長くもたせたいから、長方形の方がいいね」
形は火球が途中で落ちないように工夫。さらに厚く巻き落下を防ぐ。
ついに完成したオリジナル線香花火に命名…
達也「線香花火 香(かおり)」
果たして成果は!? |
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期待に胸を膨らませ着火…!
しかし、香は一瞬輝くも6秒で落下。
煙を吹き出し、爆発したような状態に。
『せんこう花火』フルコーラスには程遠い…
原因は何か。足利工業大学・煙火学専攻の丁大玉(てい だいぎょく)准教授によると、火薬は密集させると激しく爆発する性質があるとのこと。
巨大ねずみ花火で実験するも、やはり、ある程度火薬を集めると、一気に引火し爆発した。
達也「もっと(火薬を)縦に伸ばすために、練った方がいいのか。」 |
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そこで、練り火薬に変えて再度挑戦。
ヘビ花火などに用いられる練り火薬は、様々な形に応用ができ、徐々に引火する性質がある。
ゼラチンを混ぜて練り物にした火薬を縦長に成形し、和紙を巻いてオリジナル線香花火“燃えちゃん"が完成。
着火してみると、徐々に火が伝わり火球のように。
しかし火花は出ず、くすぶったまま消えてしまった。
火薬の量が増えた一方で、空気の量は変わっていないため燃え残り、温度が上がり切らなかったのが原因。 |
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