地元パイロット安次嶺さんに身を委ね、高度250メートルからさらに上昇。ようやく雲と同じ高さ、高度400メートルに。
そして、ついに雲の塊をとらえ、目の前が真っ白になりながらも、無事に雲をくぐり抜けた。

一方、達也は本島の西60キロの沖、粟国島の海の上。
達也「いるかな?頼むぜ」
5〜8月、ここ粟国島の筆ん崎沖に繁殖活動で訪れる体長50センチ程の大型アジ、“ギンガメアジ"の群れるポイントを目指す。

ギンガメアジは、太平洋の熱帯海域に広く生息し、他のアジ同様、群れをつくり回遊する。その群れのトルネードをダイバー達はくぐれると言う。水深15メートルのギンガメアジがよく群れをつくるという大きな岩の根、穏やかに潮が流れる海底近くで、ギンガメアジを探す。