実験を開始し、しばらくすると水槽内が濁り出した。
一匹のアサリが、出水管から白い煙のようなものを放出していた。
通常、オスが先に精子を放出し、それを感知したメスが卵を放出。
その後、次々に他のアサリも放出を始め、海中で受精が行われる。
タイミングを合わすことで、受精率を高め、種を多く残すというアサリの生き残るための戦略である。
アサリの準備は整っている。
後は海水温が下がってくれば、自然下でも産卵行動は行われるはず。

10月。秋雨前線が大雨を降らし、海水温は着実に低下。
水温は実験時と同じ21℃に。
この温度ならば、アサリが産卵している可能性が。
そこで、目の細かいプランクトンネットを使い、卵が浮遊しているかを確認。
顕微鏡で確認すると…。
達也「いた〜」

そして、新たな世代が定着しやすいように、砂をかき回し、酸素の供給を促すための耕運。
すると、作業中に城島が見つけたのは、殻に穴の開いたアサリ。
その中身は空っぽだった。
木村さん「まずいですよ。アサリを食べる奴らが来始めたってことですね」