太一の夢、それはマイホーム!
それを手に入れるためにヒントとなるものは、子供の頃、お風呂場で遊んだ懐かしのオモチャ。
城島「懐かしいな!よくお風呂で遊んでたな」
このオモチャは1970年代に夜店や駄菓子屋で売られ、子供達の心を掴んで大ヒット。
水に入れるとドンドン大きくふくらんで、取りだすと元に戻る不思議な仕組み。
太一「この原理を使えば、大きな家が建てられると思うんだよね」
つまり、住む時は大きく、出かけるときは小さくして持ち運べる、そんな『持ち運べる家』を、このオモチャの性質を利用して作ろう!
という発想。

まずは、この“水でふくらむオモチャ"の構造を知らなくては!
二人は、「スーパーボール」や「謎の道具」でもお世話になった柴崎商店の主人・山中さんを訪ねる。
柴崎商店は、玩具問屋が多く集まる東京下町・台東区蔵前で、古くから玩具や駄菓子を販売している老舗。
山中さん「日本ではもう作ってない。原料や作り方もわからない」
かつて日本で作られていたオモチャは、現在はほとんどが海外製だという。
太一「オモチャ自体の成分を調べるべきだね」

オモチャの構造を調べるため、二人が訪れたのは、岡山県倉敷市にある化学素材メーカー・クラレ。
こちらは樹脂や繊維などの化学素材を研究開発・製造している。
さっそく、顕微鏡でオモチャの表面を見てみると、このおもちゃが青い物質と白い粒状の2つの成分で出来ていることが分かった。
太一「すげー!こんなふうになってたんだ!」
しかしこれだけでは、このオモチャがどのような物質で作られているのかまでは分からない。
より詳しく調べるため、さらに解析することに。