小林さんは、ぬるぬるのウナギを素手でつかんで選別。
長瀬「親指と人差し指でウナギを持ってる」
それがプロの技、首の後ろあたりをつかむ。
とはいえ、これを覚えるのに5年以上かかるので、太一は軍手をはめて、3匹で1kgになる大きさを選ぶ。
が結果は、0.85kgと1kgに及ばず。
一方小林さんは、1回で3匹の合計ぴったり1kg!
こうして同じ大きさのウナギばかりを1籠に集められ、運送のトラックが来るのを待つ。ここまでが一連の出荷作業。

バイト代のかわりに頂いたのが“ウナギの白焼き"。
関東では一度蒸すことが多いが、関西はそのまま焼くだけ。
その焼きたてを、めんつゆとわさびをつけて堪能。
太一「めちゃんこ旨い!ふわふわだ」
長瀬「皮はパリパリ。おやつでもイケる」

こうして長坂養鰻場でのバイトが終了。

二人は本日ダブルヘッダー。
次のバイト先は、えびせんべいを作り続ける老舗のえびせんべい工場。
愛知県一色町は、“えびせんべい"発祥の地。
本物のえびを押しつぶして作り、その誕生は明治時代中ごろ。
三河湾で、味も香りもとてもよい「サルエビ」が大量に獲れたことから、その特長を活かした使い道として考案された。
本物のえびを使ったえびせんべいは、かなりの高級品。