しかも、見つけたのは、20cm程のビッグサイズで、5年に1度見つかるか見つからないかという大物。
そんなカワアナゴは、ハゼの仲間で怒ると体が黒く変わるが、普段は黄金に輝くきれいな魚。
多摩川に設置した定置網調査の結果、海水が入り込む14km地点では、アユ、カワアナゴを始め、ボラ、チチブ、スズキなど、計10種類の生き物たちに出会えた。

達也「DASH海岸にいたアユが、この多摩川に来てるかもしれないし、それがさらに上流に行って育ってるかもしれない」
城島「見てみたいね」

しかし、エサを求めて川を上るアユには、様々な難関もある。
その難関を見ることができたのは、海から24km程離れた、狛江市のあたり。
城島「あの鳥、確実に狙っている」
水深が浅い場所から、アユを狙っているのが、ダイサギ。

さらに鳥以外にも、アユにとっての難関が、
達也「堰止めになってるんだ」
それは、二ヶ領宿河原堰という、大きな堰。
アユは、この大きな堰を超えないと上流へ行くことができない。
そこで、アユのために設けられたのが、堰の脇の魚道。
木村さん「魚が川を上り下りするための魚の道です」
アユの、より速い流れの所を上るという習性を利用したもの。