2014年1月12日 放送内容DASH 0円食堂 ~兵庫県~

日本全国、捨てちゃう食材探して料理旅!
今回、城島と太一がやって来たのは、兵庫県相生市。
2人がまず訪れたのは、相生湾のほとりに建つ、道の駅『あいおい 白龍(ペーロン)城』。
地元のとれたて野菜や瀬戸内海の新鮮な魚介類も豊富に取り揃える、相生市周辺の文化・情報の発信基地。
と、その道の駅の前に2人を待つ人の姿が。
太一「あれ?なんで?」
それは、メンバー全員が関西出身、『関ジャニ∞』の中でも、特にドラマの三枚目役が多い丸山隆平(りゅうへい)。
丸山「今日は、相生を一緒に味わおうかなという事で」
太一「ほんとに厳しいよ?このロケは」
全て自分たちの力で食材探しから交渉まで行わなくてはいけないのが、この0円食堂のルール。
早速、3人は道の駅の野菜売り場からチェック開始。すると、太一が、
太一「こういうのちゃんと見といた方がいいよ」
それは、生産者の方々が紹介されている顔写真。
太一「どの人が優しそうかっていうのをちゃんと見ながら行くと、頂けたりするのよ」
丸山「すごい、そういう所を見るんだ」
そんな野菜売り場で、城島が目を付けたのが、
城島「あったよ、姫路レンコン」
歯ざわりが良くておいしいという、この地域の名産。
以前、出張DASH村で佐賀県を訪れた時、収穫の際に折れてしまったレンコンは、中に泥が入ってしまい、商品にならないため、捨てられてしまうという事を学んでいた。
同じように、泥が入って捨てられてしまうレンコンがあるかもしれない。
続けて、太一が見つけたのが、あの有名な手延素麺 揖保乃糸。
実は、相生市の隣にあるたつの市を流れる揖保川の綺麗な水を使って作られるのが、この手延素麺揖保乃糸。
0円食堂の旅で山梨県を訪れた時、麺を加工する過程で、捨てられる部分が出る事を知っていた太一。
この地域では、バチと呼ばれる短い素麺を、味噌汁などに入れて食べる文化があるため、捨てちゃう部分はなさそうだが、もっと短い切れ端ならあるのでは、というのが、太一の考え。
太一「揖保乃糸はやっぱり行ったほうがいいでしょ、近いしね」
さらに、道の駅の外で発見したのは、相生の名産の相生カキ
山に囲まれた相生湾は、波が穏やかで海の栄養が豊富な為、カキにとっては、最適な環境で、よく成長し、身が大きく味もいい。
丸山「うわー!カキとかフライしてー!」
しかし、パン粉も自分たちで見つけなくてはいけない。
すると、丸山が見つけたのが、スナック菓子の『うまいか(イカ天)』。
丸山「これの余ったやつでカキフライ的なのができるかも」
様々な食材の情報を掴んだ3人は、それぞれ別れて食材を探す事に。
丸山は、カキの捨てちゃう所とパン粉の代わりを探しに。
城島は、レンコンを始め、地元の野菜狙い。
そして、太一は、素麺を求め、素麺工場のあるたつの市へ向かう。
その途中、見えてきたのは、相生湾に浮かぶ養殖筏。
太一「丸山より先に行っちゃうカキ?」
実は太一、先輩として良い所を見せたいと、素麺を早めにゲットして、さらに丸山より先にカキをゲットしようと企んでいた。
そこで、まずは、カキ養殖が行われている鰯浜漁港を訪ねる事に。
その頃、太一の企みなど知らない丸山がやって来たのは、大島町。
カキの前にパン粉代わりのスナック菓子『うまいか』の捨てちゃう部分を探す作戦。
すると、『うまいか』を製造しているミナト水産の直売所を発見!
丸山「よし、初アポ行ってまいります。人生初ですよ!」
丸山、初めての取材交渉に挑む!
が、なかなか、うまく取材内容を伝えられず、店員さんも困惑ぎみ。
加工場を見せてほしいと頼み込むが、企業秘密という事でNG…。
やはり、取材交渉は難しい。
一方、その頃太一は、漁港でカキ探し。
今がシーズン真っ最中。
そこで養殖筏を見せて頂きたいと申し出た所、会長の石井さんを紹介して頂く事ができた。
石井さんにお願いして、海の上の養殖筏まで連れて行ってもらう事に。
果たして、名産のカキの捨ててしまう所はあるのか?
一方、丸山は、スナック菓子の『うまいか』を製造販売しているミナト水産で交渉を続けていた。
加工場には入れなかったが、課長の藤本さんに話を伺う事ができた。
藤本さん「一本の形が製品の形で、それが2つひっついたり衣が付きすぎたりした物がハネもの(規格外)として、こちらで売っている」
それは訳あり商品。正規品の倍の量が入って同じ価格。
これでは捨てちゃう部分は出てこなそうだが…
丸山「さらに、廃棄するような部分ってございますか?」
丸山が食い下がると、
藤本さん「廃棄はほとんどないんですけどもある事はあります」
そこで、藤本さんが持ってきてくれたのが、
藤本さん「こちらが、いか天のハネ(規格外)のハネ(規格外)です」
色味が悪く、形が悪いため、訳あり商品にもならず処分されるという。
丸「あー!ありがとうございます!僕も1件目なんですよ、こんなに厳しいと思わなくて」
と、抱き合う丸山と藤本さん。丸山は、なんとか1品目のとなる、捨てられちゃうスナック菓子をゲット!
その頃、太一は、丸山を出し抜いて、海の上のカキ養殖の筏。しかし、
太一「ここまで来ると、逆に言いづらいんだけど…」
本題を切り出すタイミングを失ってしまった。
せっかくなので、獲れたてのカキを頂いてみると、
太一「ウマーい!めちゃめちゃウマい」
しかし、今回の目的はカキを食べる事ではない。
ようやく、本題を切り出してみる。
石井さん「剥いてキズのヤツは、ハネ(除外)たりする」
その作業は、船に同乗していた舛本さんの加工場で行っているという。
そこで、港に戻り、舛本さんのカキの加工場であるマスモト水産へ。
こちらでは、殻付きのカキと殻を剥いた生カキの出荷を行っており、1日にむくカキは約2万個。熟練の作業で、1人1日2千個もむくという。
その作業の途中で出てしまうのが、キズがついたり、ちぎれてしまって形が悪いもの。
舛本さん「千切れたら、カキの格好が悪いから商品にならない」
剥かれたカキは、大と小、そしてキズものに分けられる。
身にキズがついている物や身が切れてしまった物は、カキフライなどに加工されるが、部分的に切れて小さすぎる物は、捨ててしまうという。
こうして、捨てられてしまうはずだった大量のカキをゲット!
太一「いやー結構捨てちゃうカキが結構出るんだね」
次の場所へ移動しようとした太一が見つけたのは、丸山の姿。
どうやら、漁師さんにカキについて伺おうとしたが、交渉に失敗してしまったらしい。
太一が、隠れて丸山に近づき、声をかけると、
丸山「いやあのカキを…。なんで太一くんここにいるんですか?」
太一「お前失敗するんじゃないかなって思って、カキゲットしてきた!」
丸山「えええ!すげっすわ!僕多分こんなにいけなかったですもん」
太一「これいけないだろう」
丸山「かっけぇっすわ!」
と、先輩風をたっぷり吹かせた所で、一緒に行動する事に。
一方、城島は、生シイタケを求めて、矢野町の深山農園を訪れていた。
こちらでは、木に菌を植え付ける原木栽培ではなく、オガクズに米ぬかやとうもろこしの粉などを混ぜて袋につめたものを鉢がわりにして、シイタケを育てる菌床栽培が行われている。
毎度の事ながら、なかなか本題を切り出せない城島だったが、袋の中に生えていたシイタケを発見。これは、まさか。
城島「これはなんですか?捨てるんですか?」
深山さん「それはもう捨てますね」
0円食材ゲット…と思われたが、食べたらお腹を壊してしまうらしい。
城島が、ようやく本題を切り出すと、事情を分かってくれた深山さんが案内してくれたのは、シイタケの選別場。
そこには、大きさの不揃いなシイタケがたくさん。
城島「結構まちまちな感じのやつがありますね」
ちょっとしたキズ物は、スライスして乾燥させて道の駅などで売られるというが、形が悪いものや色が悪いは商品にならないという。
そんなちょっと不細工で捨てられてしまうシイタケをゲット!
城島「ありがたく使わせて頂きます!」
一方、太一と丸山は、道中で知り合った福丸さんにお話を伺う事ができ、ご自身の畑に案内して頂く事に。
福丸さん「90歳になってようせんから畑を放かしてもうてる」
太一「これ、おばあちゃん1人でやってるんですか?」
畑には、放置されたままのネギ、さらに前日に切って放置していた大根の葉が。
太一「これもらっていい?おばあちゃん!」
福丸さん「どうぞ!」
丸山「これ昨日のですよ」
太一「全然大丈夫」
丸山「僕らアイドルじゃないですか」
太一「関係ねぇ!」
こうして、畑で放置されていたネギと大根の葉をゲット!
一方、城島は、姫路レンコンを求めて、農家の船引さんのお宅へ。
倉庫で作業中の所をお邪魔して、お話を伺う。
しかし、またもや本題をなかなか切り出せない城島。
すると、船引さんの奥さんが、0円食堂の事を知っていたらしく、
奥さん「ありますよ」
と、城島に見せてくれたのは、形がゆがんでしまったレンコン。
船引さん「食べられるんですけど、商品にはならない」
袋には、大量の捨てられしまう予定だったレンコンが!
そんな形がゆがんでしまったレンコンを5つゲット!
城島「見た目が悪いけどね、全然いい」
こうして兵庫県相生市周辺で集めた捨てちゃう所いろいろ。
今夜は3人それぞれ考えて、相生カキをメインにした料理を作る事に。
まず、最近料理に目覚めたという丸山は、自分が初めてゲットした食材『うまいか』を細かく砕き、パン粉代わりにし、カキにまぶして油で揚げる。
丸山「カリッと揚がるといいなあ」
そして、城島がゲットしていた白菜の一番外側の葉の上に盛り付けて、
丸山「はい、完成しました!」
念願のカキフライが完成!
一方、太一は、鍋に味噌を塗り、そこに90歳の福丸さんに分けて頂いた大根の葉とネギを入れて、
太一「土手鍋ってやつだね」
さらに、そこに大量のカキを入れる。
太一「うわ、やばい!0円だよこれ!人の優しさを感じるでしょ」
美味しいダシが出るシイタケも入れて、太一お手製の土手鍋の完成!
城島は、名産の姫路レンコンをすりおろし、フライパンで焼く。
城島「絶対おいしいと思うわこれ」
しっかり火を通したレンコン焼きに、0円食材のカキ、シイタケを間に挟めば、
城島「よっしゃできた!0円バーガー!」
こうして、3人それぞれのオリジナルのカキメニューの完成!
どんな味に仕上がったのか?
そして、0円食材を分けて頂いた方たちをお招きして食事会へ!
太一「もうみなさんに頂いた食材でおいしい料理作りました!」
まずは、城島お手製の0円バーガーから、
丸山「おいしい!」
続いては、丸山のカキフライ。
太一「なってるよ!カキフライになってるよ!」
丸山「やったー!ありがとうございます」
さらに、太一の土手鍋。
城島「おいしい~。カキのうまみが、ね!」
丸山「カキ祭りですね!あったまる!」
兵庫県相生市の温かい人たちから頂いた0円食材で、身も心もあたたまるメニューができあがりました。
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