2014年1月26日 放送内容DASH島 無人島を開拓できるか!?

この日は、基地作りの作業の前に森の中へ。
城島には、確認したいことがあった。
去年の夏に見つけた、ヤマイモ独特のハート型の葉。
冬になると、この葉が付いたツルの下、
土の中に高級食材である天然のヤマイモ“自然薯(じねんじょ)"ができるはず。
さらに、秋には葉の付け根に“ムカゴ"と呼ばれるものが生る。
それは食べられる上に、調理法さまざまで栄養も豊富!
ムカゴは珍味とされる山の幸だが、夏の段階では、まだ生っておらず、しばしの辛抱となっていた。
そこで、あれから数か月、そろそろムカゴが生る頃と捜索。
達也「(ムカゴ)生ってるけど小さいよ」
通常は1cmほどになるが、見つけたのは5mmほど。
どれも小ぶりなものばかりだが、地面には大きめのやつが落ちていた。
自然薯のムカゴは、ツルになった状態で十分に育つと、地面に落ちて、そこから新たな芽を出す、種イモ。
つまり、地面に落ちて芽が出る前が最も大きくなった食べ頃。
来年も芽を出すよう、いくつか残しつつ、嬉しい収穫となったが、
太一「ヤマイモの収穫って、いつなんだろうね?」
城島「葉っぱが枯れたとき(が目安)やね」
しかし、DASH村で育てた時と違い、ここは森の中。
ヤマイモのツルは、太さ2mmほどしかなく、ハート型の葉が枯れると、見つけづらくなってしまう。
そこで、漂着物のロープやテープでカラフルに目印を付ける。
一先ずこの日は、十分に採れたムカゴを食す。
揚げたり炒めたりと、その食べ方は様々だが、半分に切ってみると、断面はヌルヌルと糸を引く。
まずは、3人とも初めての生で頂く。
達也「味はないな、青臭いね」
そこで、太一が料理番組の経験を活かし、様々に調理。
まず焼き芋風に炒って水分をとばし、香ばしさを出してみる。
さらに、芋の調理の定番、茹で。
そして、ふかしイモをイメージした蒸し。
まずはふっくらと、柔らかく蒸し上がったムカゴの味は、
太一「小さくても味がしっかりしてて美味い!」
続いて、井戸水でシンプルに仕上げた、茹で。
達也「食感が(蒸しと)違う。実が締まったな」
最後は、皮こんがりと炒ったムカゴ。
太一「皮の香ばしいのがいい!」
そして1か月後、訪れた冬。
自然薯の膨らみに胸を膨らませ、1か月前に付けた目印を見に行く。
しかし、月日が経ち、葉は枯れてツルも分かりにくくなり、印を付けていたツルが細すぎたのか、見つけても、すぐに切れてしまう始末。
ツルがあれば自然薯の位置が分かり、周りから傷つける事なく掘り出せるが、ツルがなく、位置が分からない状態でむやみに掘ると自然薯を傷つけてしまう可能性が高い。
残りのツルも同じような状態で、目印の意味をなしていない。そこで
達也「よし、もっと分かりやすい別のところ行こう」
実は半月前、トベラの木に巻き付き伸びたツルにムカゴが生っていた。
しかも、ツルも太くて、大物が期待できる。
そこでも、掘り出す時に備えて、目印を付けていた。
冬になり葉が枯れるのを待っていた、その場所へ改めて向かう。
すると、ツルはしっかり地中へと続き、葉は完全に枯れ、まさに今が掘り出しどき!
そこで、ツルを辿り、位置を確認して、自然薯を傷付ないよう周りの土から掘っていく。
すると、なにやら土の中から顔を出した!
長瀬「枝分かれした(自然薯)が出てきた!」
自然薯は、柔らかい土ならば、下へ下へと真っ直ぐに伸びていく。
しかし、固い土や石があると、避けるように曲がり枝分かれする。
ならば、傷つけぬよう、一層慎重に掘り起こさねば!
と、だんだんとその姿を現した自然薯は、
達也「(全体が)1mぐらいあるんじゃない?」
そう、自然薯は土の中で何年も生長し続ける。
冬に、葉やツルは枯れるが芋は残り、翌年はそれを栄養にさらにデカい芋が育つ。
中には20年ものなんてやつも。
休むことなく20分、手で慎重に掘り進めると、
長瀬「土がだんだん固くなってく」
そして、ついにその全体像が見えてきた!
だが折れてしまえば、土の中に取り残しができてしまう。
焦らず、確実に手で掘り起こしていく。
そして、出てきたのは思っていたより、だいぶ小さく、
長瀬「なんか、(形が)鳥の脚みたい…」
とはいえ、正真正銘の天然もの。
1時間かけて掘り出した自然薯は、枝分かれして500gほど。
では、採れたての自然薯を頂く。
まずは、付いた土を井戸水で洗い落とし、包丁で切ってみれば、まさにネバネバのヤマイモ!
粘りと歯ごたえを、それぞれに味わえる食べ方は、浜で拾った、目の粗い石を使って擦り潰す。
すると、その粘りたるや、石からなかなか落ちない。
城島「味濃いで、絶対」
粘りと歯ごたえを同時に楽しめるはず。
達也「美味い!食感が残っているのがいいね」
さらに、粘りと歯ごたえの石擦りとろろを、焼きで!
一先ず、適当な大きさのとろろ3つで人数分。
しばらく焼いて、ひっくり返せば、いい焼き色に。
長瀬「すげえ、うめえ!食感最高」
城島「粗めに削ってるところがサクッとしてていい」
しかし、休んでばかりもいられなかった。
日に日に寒さが増すDASH島、基地作りを急がねば。
舟屋は、城島手作りの鬼瓦と島中からかき集めた古瓦。
着工から1年3か月で、ようやく雨をしのぐ屋根が完成し、次は壁へ。
これが終われば、風もしのげるようになる。
壁には、柱と柱をまたぐ長さの材料を張っていく。
柱の間隔は90cm、畳80枚分の材料が必要だが、
達也「あるかな?島に板(壁板)」
壁板の材料を求めて向かったのは、北側の浜。
そこは、島で最も波風の当たる場所、板も流れ着くはず。
しばらく探していると、複数の板の中に変わった形の木材が。
調べてみれば、錨の落下を防ぐ、船の八頭(やつがしら)と呼ばれる部分。
さらに、舟尾に付けて舟の針路を決める“舵"も漂着していた。
潮の流れを利用し、舵を左右に切ることで、船の向きを自由に変える事ができる舵。と、
太一「これ(舵)、うちの舟(和舟)に取り付けない?」
思わぬ舟の改良部品を手に入れたようだ。
再び壁板探しをしていると、お馴染みの彼が!
達也「(マネキンの)堂本以来だね」
理由は不明だが、この島にはマネキンの首がよく流れ着く。
さらに、木の中に紛れるように散乱していたのは骨らしきもの。
頭がい骨のような骨もあったが、今まで見たことがない形…。
尻尾があり、体には体毛とウロコ、そして何より大きな前歯。
城島「何ザウルスや?新種…?」
結局、正体は分からず…こんなヤツが島のどこかに潜んでいるのか?
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