2014年2月9日 放送内容DASH 0円食堂 ~岡山県~

日本全国、捨てちゃう食材探して料理旅。DASH0円食堂!
今回向かった先は、瀬戸内海に面した、岡山県
思い浮かぶのは、桃などの果物だが、
長瀬「他に何かあるのかな?」
やって来たのは・・・
長瀬「笠岡ベイファーム」
笠岡市にある『道の駅 笠岡ベイファーム』
地元で獲れた新鮮な野菜、温暖な気候を利用した柑橘類を始め、瀬戸内海で水揚げされる豊富な魚介類も並ぶ。
笠岡市周辺の文化や情報の発信基地!
この道の駅で一番の名物が、毎朝10時から始まる、魚の詰め放題!
どれだけ詰めても1500円とあって、大人気!
この道の駅で0円食材探しのヒントを見つけたい!
長瀬「海の食材もある」
ここに並べられている魚は、いずれも笠岡港で獲れるという。
太一「笠岡魚市場ですね。それも書いとこうよ」
すかさずメモを取る、太一。
そして、2人が目をつけたのは、地元のブランド牛肉『笠岡牛』。
それを育てているのが、この時、たまたま道の駅に配達に来ていた、谷本玲奈さんのお父さんだという。
長瀬「これは行かないと!」
さらに、
長瀬「笠岡ラーメンっていうのがありますよ!」
笠岡市周辺は、古くから養鶏が盛んだったため、鶏ガラをベースにした、醤油味の笠岡ラーメンが有名。
その特徴は、具材にチャーシューではなく、鶏肉が使われていること。
太一「魚介で出汁をとればいいんだよ」
魚の骨を手に入れられれば、そこから出汁がとれるかもしれない。
太一「柚子の皮とか入っていたらいいよね」
2人が目指すのは、魚介の出汁たっぷりの、ラーメンか?
太一「もう決めようぜ!今日ラーメンにしようぜ」
ここからは2手に分かれ、捨てられる食材探し。
長瀬は、出汁となる魚介類の捨てちゃう所を求め、笠岡魚市場へ。
長瀬「最低でも出汁が取れる骨だけでも欲しいよね」
しかし、残念ながら、この日の市場はすでに終わっていた。
収穫ゼロに早くも長瀬に焦りが。
長瀬「やばいぞ!これは…。一気に不安になった」
その頃太一は、道の駅で見つけた、笠岡ラーメンの麺工場に。
従業員の方に早速、お話を伺う太一。
太一「廃棄するような麺は出たりするんですか?」
すると、麺の製造工程で、長さが足りない麺が出てしまい、それらは捨ててしまうという事がわかった。
太一「こんなに早く素晴らしい麺を頂けると思わなかったです」
その頃長瀬は、横江漁港。
長瀬「魚の骨とかあったらいいよねー」
お邪魔したのは、漁港に停泊中のヒロシ丸。
漁師のにお話を伺うと、木箱には、イイダコやシャコが!
漁師「ホンマに銭にならん物が欲しい?」
すると、出してくれたのは、売れ残っていた小エビ。
長瀬「エビを分けて頂けたら、嬉しいんですけど、いいっすか?」
高森さん「いいよ」
一方太一は、道の駅で出会った谷本玲奈さんが働く笠岡牛の加工場、たにもとふぁむへ。
きめ細やかな霜降りで、甘く柔らかい肉質が特徴の笠尾蝸牛、捨てちゃう部分は出るのか?
早速、玲奈さんとお母さんにお話を聞くと・・・
谷本さん「脂の部分が多いと捨てたりしますけど」
それは、肉をカットした際に出た脂身。
よく見ると、赤身もわずかながらに残っている。
太一「頂いてもいいですか?」
良子さん「どうぞ」
こうして、笠岡牛の脂身もゲット!
一方、何としてでも魚を手に入れたい長瀬は、鮮魚店へ。
店にお邪魔し、社長に事情を説明すると、
奥家さん「こんなもんでどうでしょ?魚のアラですけど」
それは、お店で加工した際に出た魚の骨や頭。
お客さんに配り切れない分は、捨ててしまうという。
長瀬「お言葉に甘えて頂いても宜しいですか?」
こうして、大量の魚のアラをゲット!
その頃太一は、トッピングに加えるゆずを探していた。
太一「ゆずは100%もらえる自信がある。下に落ちてるでしょ、絶対」
道の駅でも、笠岡産ゆずを見つけ、目星はついていた。
太一が訪ねたのは、ゆず農家の塚本さん。
塚本さんに案内して頂いた作業場の中には、たくさんのゆずが!
塚本さん「ちょっとやわらかいでしょ。これは霜の被害」
傷モノや、小さくて商品にならないもの、霜にあたって、やわらかくなってしまったゆずは、捨てているという。
太一「あーいい匂い!」。
一方長瀬は、ラーメンに欠かせないあの食材を探していた。
長瀬「味付け卵欲しいね。トッピングだからね」
やって来たのは、養鶏場の采女(うねめ)ファーム。
こちらでは、2万羽の鶏を飼育している。
長瀬が社長に事情を説明すると、割れた卵を頂けた。
社長「これは液卵にもならなんわな!ポイする卵」
こうして、笠岡市周辺でみつけた、捨てちゃう所いろいろ。
太一「もう完全にラーメン作れるじゃん!」
2人がイメージするのは、中華料理店のラーメンセット!
まず、長瀬が作るのは、魚の中落ちを使ったシュウマイ。
塩、ゴマ油、片栗粉を入れ、団子状に整える。
一方太一は、ラーメンには欠かせない出汁づくり。
太一「魚の骨を出汁にしちゃう。贅沢ですよ」
魚の骨を炙り、旨味を凝縮させ煮込む。
太一「これはいい出汁出るよ」
じっくりと煮込む間に、長瀬は卵をフライパンで薄焼きに。
中火で2分程焼き、3cm程に切ったら、シュウマイの皮がわりに!
長瀬「いい感じでしょ?」
シュウマイに卵を巻き、茹でた小エビを片栗粉をまぶして乗せる。
太一「いい感じじゃん。シュウマイ」
残ったエビの殻も捨てずに出汁に使う。
太一「無駄にしてない。これは出汁でるよ」
さらに、ゆず農家の塚本さんから分けて頂いていたシイタケも加える。
太一「いい匂い!いいねいいね!テンション上がって来た!」
1時間煮込み、ザルでこしたら、
太一「パイタンスープみたい!」
そこに、塩、醤油、味噌、さらに笠岡牛の脂身とネギを炒めたものを加える。
長瀬「スープは肝っすからね」
太一「Wスープだよ!魚の出汁と牛の出汁で」
そして、長瀬が作ったシュウマイも、蒸し上がり、
長瀬「いい匂い うまそう」
一品目は、卵を巻いて、捨てちゃう魚の中落ちで作った、シュウマイ、小エビ添え。
さらに、卵を醤油ベースで煮込んだ味付け卵も完成!
太一「ラーメンってスピードが命だね。作ってわかるね」
最後に、すりおろした、ゆずの皮をのせたら、完成!
魚介と牛脂で出汁をとったWスープ、0円ラーメン!
2人「うまい!」
太一「出汁最高だよ。Wスープね。魚介と牛の脂」
笠岡市周辺で集めた食材で、身も心も温まるラーメンセットができました!
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