2016年1月31日 放送内容DASH海岸 ~コウイカ~

昨年6月にDASH海岸で誕生したコウイカの赤ちゃんたち。
コウイカは江戸前の代名詞。
エサが豊富できれいな水質にしか棲息できない。
そんなイカの赤ちゃんは、エビやカニなどのエサを探しに、
DASH海岸を出て、広く深い東京湾へと旅立って行く。
イカの赤ちゃんは無事に大きく成長しているのか?
確認するため、TOKIOが向かった先は…
木村さん「木更津沖ですね」
東京湾の木更津沖で
誘い出すのは、コウイカの大好物。
城島「シャコですか」
シャコは肉厚で甘みが強く江戸前を代表する高級ネタ。
実はなかなか攻撃的で
木村さん「カマになっているところが危ない」
それは捕脚(ほきゃく)と呼ばれ、鋭い歯とトゲがある。
そのカマで巣穴から獲物を目掛け一瞬で仕留める。
そんな凶暴なシャコをエサとして使う仕掛けとは、
江戸前ならではの伝統漁法「シャコテンヤ」。
城島「砂地につけて、しゃくって、またゆっくり降ろす」
海底でテンヤを上下に動かしてイカを誘い出す。
城島「大きくなってたら感動やろうな」
山口「見たい 大きいコウイカ」
早速木村さんの竿にかかったのが、
城島「イカじゃない」
それはコウイカではなくマダコ。
木村さん「タコもコウイカと一緒でシャコが大好きなんですよ」
東京湾のタコは味が濃く、海の宝石と呼ばれる高級品!
とはいえ、今回のお目当てはコウイカ。
マダコを海へ戻し、調査を再開。
すると城島の竿に、
城島「きたきたきた!」
海面に姿を現したのはお目当てのコウイカ!それも
城島「こんなに大きくなって!」
達也「あんなにちびっ子だったのに」
25㎝ほどに成長したコウイカを見て、男たちは感無量。
久々の再会に城島は水槽からコウイカを持ち上げると、
「ブシュー!」
城島「何か吐いた」
吐いたのはスミではなく、体に溜まっていた海水。
城島「スミじゃなくてよかった」
そしてコウイカを水槽に戻すと、
城島「なんぼでもスミ吐くなぁ」
別名「スミイカ」と呼ばれるほど大量のスミを吐く。
そのイカスミの特徴として
城島「まき散らすよりも固まったスミを吐く感じ」
煙幕状に吐くことで目くらましの役割があるタコのスミとは違い、
イカのスミは、油分が多く固まったように水中に漂う。
旨味成分のアミノ酸が含まれ、その匂いと黒い塊で、
「自分の分身」と天敵に錯覚させることができる。
さらに、油分があるため、文字を書いた時に伸びが良いことから、
昔はインク代わりとして使われてきた。
文豪・夏目漱石や、天才・レオナルド・ダ・ヴィンチも使っていたという。
城島「ちょっと使ってみたいですね」
久々の再会を果たしたコウイカを海へ戻し、
城島「また来てね」
そしてDASH海岸にそのスミだけ持ち帰ることに。
スミの色を濃くするために、20分ほど煮詰める。
これは、約2000年前に行われていた作り方。
達也「スミになるんだ」
こうして作ったイカスミ墨汁で書初め。その文字は…
達也「ありがとう!」
城島「イカなる時も前へDASH!」
美味しく食べるだけではなく、様々な形で人の役に立っていたイカ。
これからも、感謝の気持ちで向き合っていかねば。
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