2017年12月10日 放送内容 DASH 0円食堂 ~宮城県~

相棒のキッチンカーと共にやって来たのは…
長瀬「宮城県石巻市。牛タンぐらいしか思い浮かばない」
太一「石巻だから、やっぱ海産物でしょ」
0円食材探しのヒントを求めて
太一「いしのまき元気いちば」
宮城県石巻市にある直売所。
元々、この場所は2011年の東日本大震災で壊滅的な被害を受けたが、
あれから6年が経ち、徐々に街も復興が進み、日本を代表する港町・石巻の
新たな情報を発信する場所として、今年6月にオープン。
地元で水揚げされたカンパチやヒラメなど50種類を超える魚介類を始め、
仙台名物の牛タンなど、加工品も豊富に取り揃える。
店内には、この日水揚げされた海の幸がずらり。中でも、
太一「金華サバ!これは美味しそうだ」
今が旬の「金華サバ」は、石巻を代表するブランドサバ。
絶妙な脂の乗りと引き締まった身で、刺身はもちろん、煮ても焼いても絶品。
というのも、石巻市の沖合には世界三大漁場のひとつ、三陸沖が!
長瀬「金華さばの加工品もある」
太一「ここ(頭)無いじゃん!(捨てられている)」
直売所で情報を集めたところで、二手に分かれて食材探し。
まず太一が向かったのは、石巻漁港。
太一「デカいね!これは!想像を超える大きさの港だ!」
石巻漁港は、0円史上最大規模の港。
しかし、すでに市場の競りは終わっているらしく、人の姿が見当たらない。
市場の職員さんにお話を伺うと、
太一「廃棄するものって出てきますか?」
職員「最終的には、フィッシュミールになるので出ないです」
フィッシュミールとは、雑魚(ざこ)を煮詰め乾燥させて砕いた粉のこと。
漁港周辺には、その工場が3か所もあり、宮城県の名産・養殖ギンザケの
エサとして使われている。
太一「市場では捨てるところはないんだね」
諦めかけた太一が見つけたのは、石巻魚市場の目の前にある西條(さいじょう)水産。
専務の阿部さんにお話を伺うと、
阿部さん「廃棄するものは山ほどある」
こちらでは、サバやイカなど、獲れたての魚介類を仕入れて、選別。
その際、サイズが小さいものや傷ついた魚が出るのだが、それらは加工にも回さず、
フィッシュミールにすることもあるが、大量に出ない時は捨ててしまうという。
これも魚がたくさん獲れる石巻ならでは。
太一「セーフだよね!これ、今までにないくらいの量ですよ!」
頂いたのは、サイズが小さい物や傷ついた規格外の商品にならない、
イカ・イワシ・ゴマサバ・アジ・タコ!
太一「石巻の魚たち、ゲットしました!ありがとうございます!」
その頃、長瀬は、牛舎のあるお宅を発見。農家の水沼さんにお話しを伺うと、
水沼さん「和牛の繁殖やってて、肥育農家さん(牛を育て出荷する農家)に
買ってもらっている」
牛舎を見せて頂くと、そこには生後1週間の子牛が!
長瀬「これちっちゃくて可愛いよ、こいつ!」
ちなみに、牛一頭のお値段は、
水沼さん「111万円」
長瀬「0円じゃないね、全然」
廃棄するものはないか聞いてみると、
水沼さん「牛に食べさせているミニトマト」
トマトに含まれる、グルタミン酸やリコピンを食べた牛は、
脂身が少なくヘルシーな肉になるといわれている。
畑に残っていた、牛にもあげない、捨てちゃうのミニトマトを頂くことができた。
長瀬「ミニトマトゲットです」
その頃、太一は…
太一「島金懐かしい!」
やって来たのは、2年前に訪れた製麺所の島金商店。
社長の島さんを訪ねたが、残念ながら出張のため、この日は不在。
そこで、電話をかけて頂き、島さんに捨てちゃう麺がないか相談すると、
島さん「何でもいいよ~!」とのことで、早速加工場へ。
加工場で事情を説明すると、工場長「商品にならない長い麺」
こちらでは、板状にした生地を機械にかけ、均等な長さに麺をカットするが、
その際、一旦、機械を止めてしまうとまだカットされていない麺が、
約1mほど機械に残ってしまう。
それらは、手作業でカットすると、長さにムラが出て商品にならないため、
従業員も持ち帰らず、捨ててしまうという。
太一「ありがとうございます!ということで、麺ゲットしました~!」
こうして、宮城県石巻市周辺で集めた、捨てちゃう所いろいろ。
太一「大漁だーい!」
まずは、茹でて一口大にカットしたタコと、輪切りにしたイカをサラダ油で炒める。
さらに、太一が頂いていたニンジンも細かく刻んで加える。
太一「すげえ具沢山!」
そこに蒸した麺を加え、作りたいのは…
長瀬「うわ、うまそうだ、この焼きそば」
ちなみに、石巻焼きそばと言えば、魚介ダシと目玉焼きが欠かせないが、
どちらもないので、ソースをたっぷりとかけて。
ディレクター「ネーミング何にしますか?」
長瀬「ローリング(巻)ストーン(石)ヌードルじゃないですか?」
太一「出た!ローリングストーンズ焼きそば!いいね!」
刻んだニンジンの葉を乗せて、さらにもうひと手間。
太一が頂いていた大根を細切りにして、
長瀬が頂いていた梅干しと酢を加えてよく和える。
太一「紅ショウガ(風)」
焼きそばに欠かせない、紅ショウガに見立てた細切り大根。
長瀬「うわ、美味しそうだ、これ」
太一「美味しそう!ローリングストーンズ焼きそば」
さらに、三枚におろしたイワシとアジに、梅肉とほうれん草を挟んで巻き、
衣をつけて揚げた、0円イワシとアジのほうれん草梅肉巻き。
太一「オシャレ、彩りもいいね、緑と赤っていう」
長瀬「絶対美味いよ、コレ」
さらに、もう一品。
長瀬が精肉店で頂いていた牛タンの切れ端、農家さんから頂いていたニンニク、
ネギ、ミニトマトを刻んでオリーブオイルで炒め、麺を加えれば、
太一「オシャレだよ」
0円ボロネーゼ風の完成!
食材を頂いた方々をお呼びして食事会!
まずは、0円ボロネーゼ風から!
長瀬「美味い!牛タン美味しい!」
太一「ニンニク効いてて美味しい!」
続いては、0円石巻(ローリングストーンズ)焼きそば。
長瀬「海鮮の出汁がちゃんと出てて美味しい!」
太一「梅肉と大根もいいね!」
そして最後に、0円ほうれん草梅肉巻き。
太一「めちゃくちゃ美味い!」
長瀬「うめえ!」
太一「皆さんのおかげで美味しい料理ができました!」
長瀬「ありがとうございました!」
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