2018年2月4日 放送内容DASH 0円食堂 ~熊本県上天草市~

日本全国、捨てちゃう食材探して料理旅!DASH0円食堂。
城島と長瀬がやって来たのは…
長瀬「熊本県天草ですね!」
大小約120の島々からできる天草諸島。九州本土とは、天草五橋で
繋がっており、北は、有明海、西は、東シナ海、南は八代海に面した
海産物の宝庫。
0円食材のヒントを求めてやって来たのは、
熊本県上天草市にある道の駅「上天草さんぱーる」。
毎朝水揚げされる真鯛やカンパチなど、新鮮な魚介類が30種類以上並ぶ。
道の駅でまず、2人が注目したのは、
城島「車エビ。天草産」
長瀬「車エビ養殖してるんじゃない?」
天草は、車エビの養殖発祥の地。プリプリの身と濃厚な甘味が特徴。
さらに、天草名物の竹輪も発見。
ここからは、二手に分かれて食材探し。
まず、城島が向かったのは、道の駅で見つけた「山下竹輪屋」。
大正10年創業で、当時から変わらぬ昔ながらの手作りで、さつま揚げや、
竹輪など1日2000本、約50種類の練り物を作っている。
3代目店主・山下幸次郎さんと、お母さんの千代子さんに事情を説明すると…
山下さん「いつも観ています。全て内容を把握しています」
そんな山下さんに持ってきて頂いたのが、焦げが入ってしまった蒲鉾。
こちらでは、材料となるスケトウダラやコノシロのすり身を、一枚一枚、
丁寧に焼いて蒲鉾を作っているのだが、
その際、ほんの少しだけ焦げてしまうことが。
それらは、見た目が悪い為、商品には出来ず、ご自宅でも食べきれない分は
捨ててしまうという。
城島「ありがとうございます!」
幸先良く、食材をゲットし、次へ向かおうとキッチンカーに乗り込んだが、
カチッカチッ
ディレクター「(エンジンが)かからないですか?」
車両担当スタッフ「(バッテリーが)上がっちゃいましたね…」
5年前、廃車寸前の中古車を城島自らが、手を入れて蘇らせた
キッチンカーだったが。これまでの走行距離は20万キロを超え、
エンジンはもちろん、もはやあちこちがボロボロに…。
城島「やばい…何か今日起こりそうだな…」
その頃、長瀬は、車エビを養殖している山﨑さんのお宅へ。
その生簀に案内して頂くと…
長瀬「デカ!」
ご自宅のすぐ裏手が海で、そこに巨大な生簀を作り車エビを養殖している。
広さはテニスコート19面分で、年間およそ1.5トンの車エビを出荷。
捨てちゃう車エビなどなさそうだが…。
むつみさん「これも商品にならない。なぜなら失敗しちゃったから、獲るのに」
それは、殻が割れてしまったカキ。
山﨑さんの生簀の壁には毎年大量のカキが自然に育つ。
それらは道の駅で販売しているのだが、
殻が割れてしまったものは、傷みやすいので出荷は出来ず、
ご自宅でも食べきれない時は捨ててしまうという。
長瀬「カキ、GETしました!最高!」
その頃、城島は、
城島「あれがそうか湯島」
フェリーに乗り、有明海の沖合4㎞に浮かぶ島へ。
そのわけは、道の駅で見つけた、湯島大根という特産品。
それは、湯島でしか作ることができず、出荷量が非常に少ない、貴重な大根。
湯島に上陸し、島の人から畑の情報を聞き、その畑を目指すが…
城島「すごい勾配。おぉ、これはお年寄りの方は、腰、大変やで」
目の前には、傾斜23度の急な坂道が。
湯島大根は、島の頂上でしか作られておらず、この急な坂を上るしかない。
30分かかって坂を上りきると、
城島「これ全部そうや。大根畑やんか」
そして、畑で作業中だった農家の古賀勉さんを発見!
その手には湯島大根が!
古賀さん「普通の大根と味が違う。柔らかいですよ」
湯島大根を作れるのは、火山灰が降り積もったとも言われる頂上だけ。
その歴史は古く100年以上前から栽培されていたと言われるが、
農家さんの高齢化が進み、現在、生産されているのはわずか11軒。
湯島の環境だと大きく育ち、水々しく、梨のような甘さになるという。
しかし、割れたものは商品にならないので捨ててしまうという。
城島「重った!すごく水分含んでますね。割れたやつですけど、いただきました!」
こうして熊本県上天草市周辺で集めた捨てちゃう所いろいろ。
長瀬「さあ!食材集まりましたよ!」
城島「さあ作りますか!」
まずは、長瀬がゲットした殻が割れたカキでダシをとる。
さらに、長瀬が伺った漁港で頂いた傷ついたコノシロを三枚に下し、
細かくたたく。
そこに片栗粉をまぶし、一口サイズに丸めたら180度の油で揚げて、
コノシロのつみれに。
長瀬「めちゃくちゃいい匂いしてる」
城島が頂いた湯島大根は、ピーラーで薄切りにし、油をひいた鍋で炒める。
長瀬「もうすでにいい匂い、大根だけなのに」
さらに、焦げが入った蒲鉾、カキでとったダシ、湯島大根の葉、カキの身、
コノシロで作ったつみれを入れる。
城島「これ贅沢やで!」
長瀬「これ0円じゃないでしょ!ちゃんぽんっぽくなってきた!
さらに、長瀬が訪ねた益田製麺工場で頂いていた、ソーメンを3分茹でて
スープと具と一緒に盛り付ければ、『0円ちゃんぽん風』の完成!
長瀬「これはね!完璧だ!」
城島「できましたよ!ちゃんぽん!」
そして、0円食材を分けてくださった皆さんを招いて食事会!
まずは、冷めないうちに『0円ちゃんぽん風』から。
長瀬「美味しい!ソーメンが合う!」
城島「カキのエキスがいい味出てる!」
蒲鉾、湯島大根、コノシロのつみれも絶品!
城島「天草でしか作られない味やね」
さらに、
長瀬「乾杯しましょうかね」
それは、長瀬が頂いていたみかんとレモン、城島が頂いていた晩白柚で作った、
みかん&晩白柚&レモン入りの『0円柑橘ティー』。
長瀬「さっぱりしてる!大人の味」
城島「体は温まるけど、気温が寒いですね。“ちゃんぽん"食べたら
天草の温泉に“ちゃぽん"したいですね」
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