2018年7月1日 放送内容新宿DASH ~大都会に人と生き物たちが一緒に暮らせる未来の街をつくれるか!?~

6月6日、例年通りの梅雨入りを迎えた新宿・TOKIO のベース基地。
この長雨を利用して、気温も上がりやすく水辺も少ない新宿に、
テニスコート1面分の池を、夏が来る前に作れば、生き物たちが集まってくるはず。
しかし、新宿に降る雨水は、大気中のホコリやチリで濁りが…。
太一「雨水の汚れを落とす、ろ過はちゃんとしないとね」
そこで、新宿の飲食店で頂いたワイン樽に、横浜 DASH 海岸から集めた
小石と砂、新宿で拾った松ぼっくりの炭を入れた、TOKIO オリジナルの
雨水ろ過装置を作った。
3層でろ過された雨水は、
太一「キレイじゃない?」
しかし、大きな問題が。
城島「都会は酸性雨が降るっていう」
絶え間なく走る車や、工場の煙に含まれる硫黄分が、雲に溶け込む事で酸性の雨が!
人間が、わずかに酸味を感じる程度の水で、甲殻類の殻が溶けてしまい、
魚は、エラがうまく動かなくなってしまい、やがて死滅してしまう。
色で酸性度が分かる、検査グッズで調べてみると、
この時期の新宿の雨水は、pH4.5。
つまり、新宿に降る雨水だけでは、目指す生き物たちは、棲めない。
そこで、ワイン樽に酸性を抑える物を…。
それは、眠らない町・新宿に。
太一「貝殻を入れると、酸性を抑えてくれる」
そう、太一の狙いは捨てちゃう貝殻。
それは、ベース基地から150km の群馬県の北部を流れる、吾妻川で学んでいた事。
その川の水は、日本三大名湯 草津温泉から、硫黄たっぷりのお湯が川に
注ぎ込むことで、レモンと同じくらい強い酸性に。
そこでは生き物は全く棲めないが、草津温泉のすぐ隣の施設、国土交通省が
管理する工場から、吾妻川に石灰水を流す事で、レモンのように酸っぱい、
酸性の水を中和させていた。
それによって同じ川なのに下流には、渓流の女王のヤマメや、準絶滅危惧種
カジカの姿が。
つまり、水質に敏感な生き物たちも、安心して棲める環境になっていた。
この石灰と同じ効果があるのが、太一が新宿のお店で分けて頂いていた牡蠣の殻。
太一「でも、まだまだだな。全然足りない」
ワイン樽の隙間30cm 分を埋めるには、もっと多くの貝殻が必要。
次のお店で頂いたのは、ひときわ大きいタイラガイの貝殻。
その後も、色んなお店をはしごして、計10kg の貝殻をゲット!
太一「屋上に持って行きますか」
この貝殻全てを、TOKIO のベース基地で一度焼く。そのワケは
川上さん「焼かずに水の中に入れると、残った身が水を腐らせる」
砕いて入れると、水が濁ってしまうため、焼いた貝殻は、
そのままの形で、ろ過装置の一番上に入れる。
太一「すごいね、これで成分を変えてくれたら感動する」
城島「いい感じ、結果が楽しみやな」
その後、溜まった雨水を、検査グッズで酸性度を調べてみると…
目標の生き物が棲める値にまで、酸性度が改善されていた。
太一「生き物が棲む池の水としては問題ない、と」
城島「ついに、ろ過システム完成!やったね」
太一「やっぱり、池を夏までに早く作らないといけない」
そう、生き物たちにとって 水辺はオアシス。
厳しい夏が来る前に雨水を貯め、新宿の屋上に池をつくり、
生き物が安心して暮らせる棲み処を作らなければ。
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