2018年7月22日 放送内容 出張DASH村 ~栃木県鹿沼市 ニラ~

DASH村で培った知識と経験を生かし、日本全国の農家さんをお手伝い!
栃木県鹿沼市にやって来たTOKIO。
長瀬「眠いっす」
城島「朝早いね」
時刻は早朝5時半。
長瀬「ニラは、朝早いって分かってたけどね」
そう、鹿沼市で作られているのは、スタミナ食材・ニラ。
栃木県はニラの生産量全国2位。
お世話になるのは、瓦井良一さんと、奥様の敦子さん。
城島「朝早いですね」
瓦井さん「朝早く収穫しないと、美味しいニラを提供できないんですよ」
瓦井さんは、元々は地元の信用金庫に勤務していて、23歳の時、敦子さんと結婚。
しかし、その8年後、31歳で脱サラして農業の道へ。
今年で30年目を迎える、お2人の畑は…
長瀬「きれいですね、青々として」
瓦井さん「早朝なのでシャッキリしてみずみずしい」
通常ニラは、日中の暑い時間、人間が汗をかくように水分を放出。
そして、気温が下がる夕方以降、再び水分を溜めこみピンと張った状態に。
長瀬「だから、収穫は時間が勝負」
1日で一番みずみずしい早朝のニラ。刈り取ってみると…
城島「すごい水分!」
切った瞬間に、断面から水分がポタポタとあふれ出す。さらに、
長瀬「なんか太い。葉1枚1枚が肉厚」
城島「しっかりしてる」
敦子さん「生でかじってみます?」
生のまま食べると…
長瀬「シャキシャキ!甘い!うわ、ニラの風味!ピリッときた!段階がすごい」
敦子さん「甘味の後にピリっと辛味が来ますよね」
長瀬「アメとムチ!」
辛みの元はアリシン。血行を良くし、消化を助ける効果も。
瓦井さんオススメの食べ方が、サッと1分程茹でた、おひたし。
醤油とみりんに3時間漬けた卵の黄身をつけて頂く。
城島「美味しい!甘味と辛味が融合して旨味になってる」
長瀬「美味い!ニラの味が濃いっすね!」
瓦井さん「ありがとうございます」
その美味しさの秘密は、別の畑でわかった。
城島「かわいらしい。ちっちゃい」
瓦井さん「これがニラの苗なんです」
ニラは、種を蒔いても、100%芽が出るわけではなく、苗として育ったものを、
収穫用の畑に植え直して育てている。
しかし、苗の太さや大きさには個体差があり、それは植え直した後も
ずっと変わらない。
一般的には、太いものと細いものを組み合わせて出荷することが多いが、瓦井さんは、
瓦井さん「苗を選んで植える」
つまり、全て植えるのではなく、良い苗だけを選抜している。
長瀬「その手間は大変だ」
種を蒔いてから約3か月、成長した苗をすべて一旦掘り取り、
約8万本の苗を1本1本、手で成長具合を確認しているという。
3本に1本の割合で選抜から漏れた苗は捨てられ、
太くしっかりした苗だけが収穫用の畑に植えられる。
そうすることで、葉が肉厚で、旨味たっぷりのニラに育つ。
長瀬「すごい手間だな」
瓦井さん「少しでも楽したいのはあるけど…」
長瀬「見えるところが全てじゃない」
城島「長瀬の曲作りにも通じる」
長瀬「それが無くなったら終わりじゃないですか」
収穫は全て手作業で。使うのは、
瓦井さん「ニラ専用の鎌」
そう、TOKIOが毎年使っている稲刈り鎌とは違い、刃先が尖っておらず、
万が一、繊細なニラの葉に当たっても傷つかない。
刃は違えど、使い方は稲と同じ。早速使ってみると…
長瀬「わーすごい。水がボタボタ垂れてる」
城島「朝の100%ニラジュース」
その味を確かめてみると…
城島「ニラの甘味だけが入ってきますね」
長瀬「ほんとだ。甘い!辛くない。これ、美味しいわ」
と、刈りたての茎を見て、城島気づいた。
城島「これいつ刈り取ったやつですか?」
瓦井さん「昨日」
城島「根元ギリギリで切った?もうこんなに伸びてるんですか」
敦子さん「1日1センチ以上伸びますよ」
それがニラの生命力。
瓦井さん「ニラは球根の養分で伸びる」
城島「球根が命なんですね」
畑に植えたニラは、葉っぱが光合成することで、養分を根元に蓄え球根が成長。
刈り取っても球根が充電池の役割となり、溜まった養分を使って繰り返し生える。
刈った直後、茎の中央から新しい葉が伸び始め、昼と夜関係なく伸び続ける。
そして1週間で約15センチ。
城島「次また収穫できるのは」
敦子さん「3週間後」
1つの株で年間10回ほど収穫できる。
刈り取ったニラは、鮮度を保つため、立てたまま箱に詰め、
東京・神奈川などのスーパーへ。
そして、旨味を最大限に活かした、地元ならでは食べ方を!
ニラ尽くしの料理、まず一品目は『ニラの肉巻き』。
塩コショウで味をつけた豚バラ肉で、サッと茹でた1束分のニラを巻き、
ゴマ油を引いたフライパンで焼いて、麺つゆで味付け!
長瀬「ウマい!最初にニラの甘みがふわっときて、だんだん香ばしさが鼻を抜ける」
瓦井さん「うちのニラうまいわ」
美味しいのはもちろん、ニラには豚肉に含まれるビタミンの吸収を助ける効果も!
続いて二品目は『レバニラ玉』。
下味をつけたレバーを油で炒め、ニンニクと豆板醤で味付け。
たっぷりのニラともやしを加え、仕上げにこだわりの半熟卵を乗せて完成!
城島「うまい!米が欲しくなる。レバーの臭みが全然ない」
長瀬「ニラの味が濃いから、嫌な臭みを消してくれる」
三品目は『ニラ餃子』。
2センチほどに切ったニラ2束分を、調味料で味付けした豚ひき肉に混ぜて、
皮に包んで焼く。仕上げにごま油をかけてパリパリに。
具にしっかり味が付いているので、醤油をつけずに頂く。
城島「ニラの風味が良いですね」
長瀬「ニンニクに匹敵するくらい、食欲をそそる。ニラがその役割をしてくれる」
そして、四品目は『ニラのかき揚げそば』。
地元の名産のそばに茹でたニラをたっぷり乗せて。
さらに、ニラと干しエビのかき揚げも。
城島「こんな美味しいんですか、ニラのかき揚げ」
長瀬「そばぐらい繊細なモノを食べると、ニラの濃厚さが際立つ」
城島「放送見て、東京のお蕎麦屋さんが、ニラそば良いんじゃないかって、
メニューに入れようと“ニラ"んでる」
瓦井さん「はい…。でもやはり新鮮なニラじゃないと辛味が出やすい」
城島「そうですね…はい…」
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