2018年8月5日 放送内容DASH島 無人島を開拓できるか!?

日本列島を襲った、連日に渡る記録的な猛暑。その影響はDASH島にも。
久々に帰ってきたあの男がすでに、悲鳴をあげていた。
松岡「汗だくですけど」
というのも役作りで、体重を6キロ落として臨んだ他局のドラマ開け。
無人島ロケは、実に5か月ぶり。黒く、たくましく日焼けしていた体は
色白く華奢になってしまった。
城島「いつもより潮が引いてるから、見られない所が見られる」
夏の始めのこの日は、大潮。
潮が大きく引くこのタイミングを狙って、城島と松岡は食料調達。
これまでも潮が大きく引く日を狙って、産卵前の夏が旬のムラサキウ二や
高級魚マアナゴなど、海底に潜らなければ、お目にかかれない獲物たちを
とってきた。
城島「なんかしら生き物がいそうやね」
松岡「海藻の下とかでしょ?」
海藻のある所は、生き物が潮が満ちるまでの間、身体の乾燥を防ぎ、
姿を隠しやすい。
城島「ほら、クモヒトデ」
岩に隠れていたのは、細く長い腕が特徴のクモヒトデ。
食用ではないが、5本の腕は素早く動かすことができ、魚を狙う事も。
さらに、海底の堆積物を食べるので「海のお掃除屋さん」とも。
城島「“人手"が足りない時に、ヒトデも借りたい」
松岡「なんですって?」
城島「海に戻しておきますよ~。じゃないと“人で"なしって言われちゃから」
松岡「なんですって?」
さらに見つけたのは、アカフジツボ。
城島の大好物のカメノテと同じ甲殻類で、蔓脚と呼ばれる手足に当たる部分で、
海中のプランクトンを捕まえて食べる。
そのプランクトンを求めてやって来たのか…
岸のそばに、ボラの群れが。
ボラもプランクトンや藻が餌で、繁殖のためにこの時期は群れで行動する。
城島「ボラだったら、ボラの卵でカラスミが作れるもんね」
カラスミは、ボラの卵巣を塩漬けにし、天日干しさせた日本三大珍味の一つ。
300gで2万円もする高級品だが、これと酒があれば、作業の後に楽しめる。
が、城島の殺気を感じたのか、ボラが逃げてしまった。
ここまでの2時間、捕まえた獲物はゼロ。すると、松岡が岩場で、マダコを発見!
岩にへばりついたマダコを松岡が根気よく引っ張り出し、計2匹をゲット!
松岡「サザエを食おうとしてたんだね。じゃあ、お互い様ということで」
無人島は食うか食われるかの食物連鎖。
つまり、サザエがタコに襲われるという事は、タコも松岡に喰われるのが、
自然の営み、という事を言いたいらしい。
これまでも茹でたり、炭火焼きなどにして食べてきたが、今回は…
松岡「せっかくだから、保存食作りましょうよ。干しダコをさ」
タコの名産地の明石などの名物の干しダコ。
乾燥させることで保存がきくだけでなく、旨みがぎゅっと凝縮する。
濃厚な出汁でご飯を炊いたタコ飯は、まさに絶品!
早速、干しダコづくりに取り掛かる。
まずは藻塩で塩揉みし、ヌメリや泥などをキレイにする。
松岡「ヌメリは取らないとエグミになる」
そして、井戸水でしっかりと塩などを洗い落とす。
城島「前は塩が残っちゃって、すごいしょっぱかった」
前回は、水洗いが足りず、かなり塩気が残ってしまったので、今回は入念に。
そして、洗ったタコを乾燥へ。
本来は、竹ヒゴで全体をピンと張り、均一に乾燥させるが、手元には竹ヒゴがない。
今から取りに行っていたら、タコが傷んでしまう。
そこで2人が考えたのが、以前、長瀬が作った明治時代に山口県などで
使われたハギを引っ掛けて釣るための漁具。
本来の使い方ではないが、大事なのは、タコが素早く、そして均一に乾く事。
タコを引っ掛け、風通しの良い窓際に設置。
イメージは、佐賀県呼子町で見られるイカ乾燥機。
本場は電力で回転するが、無人島には電気がないので人力になるが、
風にさらされることで、早く乾燥するはず。
そして、数日後。城島、太一、長瀬が様子を見に来ると…
城島「だいぶ縮んだ気がする」
風にさらされて水分が飛び、身が縮んだ分、旨みも詰まっているはず。
太一「意外と足が柔らかい」
ハギの仕掛けに干したせいか、乾き方にムラが…。
見かけは、干物と言うより、腐りかけのタコ…。
当たってはいけないので、入念に火を通す。いい感じになってきたが…
長瀬「そのまま食べるの?そのまま?」
食べ方がよくわからない…。
とりあえず、足先を食べてみると…
長瀬「しょっぱい!あ、でも美味い!よっちゃんイカだ!」
1977年発売以来40年以上愛されているベストセラーの駄菓子にそっくり?
太一「うまい!旨みが凝縮してる!タコの味が濃い!」
城島「よく噛めたね…」
城島には硬すぎて、噛み切れず…。そのわけは、
城島「最近、ガム噛んだら歯がかけた」
ガムは子供が噛めるように安全な硬さになっている。
加齢によるカルシム不足が原因か?
長瀬「いよいよだね…もう」
そして城島は、来る決戦に備え、自主トレに励んでいた。
城島「サップヨガ。海の上でやるヨガなんや」
それは、専用の大きなボードに乗り、水の上で行うヨガ。
水面に合わせて揺れるため、体幹を自然と意識し、
インナーマッスルを鍛えられる。
インスタ映えするとあって、日本でもブームになったが、
城島が目をつけた理由は別にあった。
それは、積年のリベンジ。
平安時代、豊作を願って行われた宮中行事の七夕相撲。
DASH島でも毎年、北村ディレクターと勝負をしているが、足掛け4年で4連敗。
つまり一度も勝ったことがない。今年こそは…
城島「北村く~ん!勝つぞお!」
まずは、基本となる「英雄のポーズ」。
ポーズを支える下半身、上体を反らすことで肩甲骨周りの筋肉を強化。
脚を前後に大きく開き、前の足の膝を90度に曲げ、腰を落とす。
両手を頭上で合わせ、視線を上に保てば、体幹と全身を鍛えることができる。
さらにここから片うでを下げると…
城島「これ、きくわ…。股関節も開くし、胸骨も開くし」
理想は、上げた手が12時を指すくらい真上にピンと伸びる事だが…
どうやっても11時59分ぐらいまでしかいかない。
城島「僕の時計、遅れてるのかな?これを海の上でやるの?
七夕相撲までに、いろんな部分、アップしとかないとね」
サップヨガには、水に浮かべる大きなボードが必要。
そこで、島に流れてきた仮設トイレのドアに浮きをつけボードを作った。
行う場所は、波風がなく、初心者にもやさしい港跡。
しかし、ひっくり返れば、隠れた岩に頭を打ち付けかねない。
早速、「英雄のポーズ」。
城島「これ難しいなあ!この浅さでも怖いなあ!」
この場所は水深40㎝。むしろ、浅いからこそ危ない。
城島「怖いから腰が引けてるな…腰が引けたら負けや!」
しかし、結び方が弱かったのか岩に係留していたロープがほどけてしまった。
このままでは、はるか沖へ流されてしまう。
城島「ちょっと…どうする?帆掛けのポーズ!」
すると、背中に風を受け、徐々に左側の海岸へ。
なんとか岸にたどり着く事ができた。
そして、決戦の七夕相撲当日。
松岡が作った土俵は、エールの意味も込めてハート型に。しかし…
城島「1年に1回しかない取り組みやからね」
松岡「あ、ハートじゃないのね」
城島にとって、この勝負は遊びではなく、真剣勝負そのもの。
そこへ、対戦相手の北村ディレクター。
城島茂48歳、対する北村ディレクターは32歳。
北村「城島さんがジャニーズ事務所に入った年に生まれました」
奇しくも32年前の七夕にジャニーズ事務所に入った城島。
芸能界で32年生きてきた意地とプライドにかけ、
人生32年の若造に負けるわけにはいかない。
城島「負けてられへんよ、今年こそは」
七夕相撲・DASH島場所、結びの一番。いよいよその時がやって来た!
行司のAD盛の「残った!」の声で取り組み開始!
勝負は、城島の想定通りに進み、弱点である左をサップヨガで鍛えた成果で
なんとか踏ん張ることができたが、北村がまさかの右で攻めてきた!
その結果、城島倒される!無念の5連敗。さらに追い打ちをかけるように、
北村「去年より、足腰が弱くなってるかも…」
そんな来年に向けて、城島が動き出した。
太一と長瀬の待つ海辺にやって来た城島。と…
その異変に太一が気づいた。
太一「リーダー、メイクしている?」
城島「ちょっとだけしてる」
通常のテレビ番組とは違い、DASHではメイクスタッフがいない。
しかし、最近、肌の衰えを隠し切れないという。さらに感じるのが、
城島「疲れがなかなかとれへん」
そこで、城島からの提案が。
城島「スタミナつけるためにウナギ。土用丑の日が近いから。仕掛けで捕まえたい」
ウナギは、江戸時代から続く、夏バテ防止食材。
ビタミンAやBが豊富で、疲労回復や食欲増進の効果が期待できる。
しかし、近年その数は減少し、今年は養殖の元となるシラスウナギが不漁。
しかも、DASH島にはウナギはいない。その代わりに、
城島「アナゴは獲れる」
ウナギの仲間で、夏が旬のマアナゴ。
含まれる栄養の種類はウナギとほぼ同じだが、脂がはるかに少ない、
高タンパク・低カロリーなスタミナ食材。
そんなマアナゴを、東京湾のアナゴ漁師の斎田さんから譲り受けた、
アナゴ筒で捕まえたい。
DASH島では、ヌタウナギに混じって時々マアナゴがかかっていた。
そこで、アナゴが隠れられる隙間がある岩場の多い小島の西側へ。
城島「この辺りで仕掛けておくといいかもね」
通常は匂いの強いイカやイワシをエサにするが、
今回は、島で捕まえたアジを筒の中に入れて。
さらに集落跡で見つけた直径20㎝・長さ2mの塩ビパイプに穴を空け、
巨大アナゴ筒も。
アナゴには、狭い場所を好み密集する習性があるため、一気に大漁も狙えるか。
返しに使うのは、流れ着いた三角コーン。
これも沈めて、あとは、アジの匂いが広がるのを待つ。
そして、翌日、沈めていた筒を引き上げる。
まずは、ノーマルサイズから。中にいたのは、
太一「ああ~ヌタってるねえ!」
大量のヌタウナギ。
続けての筒の中には、念願のアナゴの姿が!
太一「いいサイズじゃない。小さいほうがいいんだよね?」
高級食材マアナゴは、天ぷらや湯引きで美味い。
小ぶりなものほど骨が柔らかく、食感が良いことから、料亭では、
30㎝ほどが好まれる。
そして、最後の筒は、2mのビッグサイズ。中に入っていたのは…
長瀬「全部アナゴじゃん!」
太一「デカアナゴじゃん!」
城島「立派!」
こちらも、今が旬のマアナゴ。
肉厚で、デカくなるほど脂がのって絶品!
この日は、小さいマアナゴ1匹、大きいマアナゴ4匹の大漁という結果に!
早速、舟屋に持ち帰り、どう食べるかを話し合い。
城島「刺身いく?」
太一「ソーラーカーで食べた気がする」
12年前、広島の漁港でも食べたアナゴの刺身。
アナゴの血には毒があるため、新鮮なうちに血抜きをしないと食べられない。
マアナゴは、食感と身の甘さを楽しめる刺身で頂く事に決定!
まずは、アナゴを開き、骨と頭を切り落とす。
そして、小骨が多いため、口に当たらないようにそぎ切りに。
城島「なかなか食べられんもんね」
太一「新鮮じゃないとダメなんだもんね」
そして、マアナゴは、背開きにして、炭火で焼く。
太一「白焼きだ」
タレをつけずに、マアナゴ自体が持つ、旨みと香りを味わう白焼き。
長瀬「美味そうじゃん」
皮目がこんがりと焼ければ、良い頃合い。贅沢に大きく切って、白焼きの完成!
太一「これ、高級料亭で食べるやつじゃん!」
味付けは、藻塩で。まずは刺身から。
城島「いい歯応え!甘味がある!藻塩が合う!」
太一「美味い!脂があるんだ!」
続けて、白焼き。
太一「うま!これすげえ美味い」
長瀬「全然臭くない!美味しい!」
城島「焼きは焼きの良さがあるね!タレより美味いかも」
アナゴを堪能したところで、お約束のシメへ。
城島「アナGO! Here we GO! とりに行GO!」
↑ページTOPへ