埋めた材質がしっかり結合するためにも、破損部分を平らにしなければならない。 まず、破損部分をサンダーと呼ばれる電動やすりで削る。 船体のキズが平らになったところでパテで隙間を埋める。
ここに樹脂とガラス繊維を交互に6層重ねていく。 この樹脂とガラス繊維が重なり合い、固まった物がFRPと呼ばれている。
だが、樹脂を塗る時に混ぜる、硬化剤の比率は非常に微妙。 少し間違ってしまうと塗る前に固まったり、塗っても固まらなかったりする難しい作業。 果たして上手く穴は修理できるのか。
しかし、丁寧に樹脂を塗り、完全に固まると、 ちょっとやそっとでは壊れない丈夫なFRPの完成。