◆カツオ漁
朝早くに漁港を出航し、漁場を目指す
カツオ漁の船。
カツオは日の出の時間に餌を食べる習性があり、
疑似餌でも食いつきやすい時間でもある。
つまり、この時間がよく釣れるのだ。

水温は漁師にとっても重要な情報。
魚の生態は温度が少しでも変わると
極端に出現率が変わり、目が離せない。
カツオの場合、20〜22℃が
もっとも群れを成しやすい水温。

水温は海面にも現れる。
暖流と寒流の境目(潮目)には
プランクトンが大量に発生し、
周囲の海域より水の色が黒く濁っている。

餌を求めているのはカツオだけではない。
カモメ等の鳥も、目を光らせている。
空高く昇ったカモメは、ねらいを定めて
いつ飛び込むかタイミングを計っている。
(この鳥の群れを「鳥山」と呼ぶ)
低空飛行なのは、まだ探している証拠。

鳥山を目安にしカツオの群れを発見しても、群れの後ろから船を入れるとカツオは除けて逃げられる。
そのため、前から回り込むように近づいていく。

周囲より水面が盛り上がった部分は、
カツオの群れが上昇してきたことを示す。
漁師はここを「なぶら」といい、
この場所に仕掛けをすればカツオは大漁だ!