幼虫 幼虫
冬場の休眠期には地上部を枯らしロゼット状で越冬し、春になるとまた茎を立ち上げて花をつける。毎年それを繰り返し、根株が死なない限り何年でも生き続ける多年草の植物。だが、多くの場合、たんぽぽの寿命は7〜15年程度と考えられている。
花茎の高さは10〜45cm。根生葉を多数ロゼット状に出す。根生葉の間から茎を伸ばし、先に径4cmぐらいの黄色の頭花をつける。 花期は3〜5月くらい(セイヨウタンポポは一年中咲く)。
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休眠する事ができるのがニホンタンポポの特徴で、セイヨウタンポポは休眠する事が出来ないので近くに背の高い植物が生えてきて光が当たらなくなると死んでしまうが、ニホンタンポポは休眠性があるので危険を感じると地上部を枯らし休眠し、周りの草が枯れてきてからまた活動する事が出来る。
ニホンタンポポとセイヨウタンポポを見分けるポイントは、花びらの下の部分のそうほう(総包)≠ニ言われる部分。そうほうの部分が開いていれば「セイヨウタンポポ」で閉じていれば「ニホンタンポポ」

ロゼットとは・・・・
・バラ(ローズ)の花の形を意味する言葉で、地面に接して多数の扁平な葉が放射状に広がっている状態を指す。
・地面に張り付いた葉は冷たい風が根を乾燥させるのを防いだり、土(地下茎)が凍結するのを防ぐダウンジャケットの役割も果たしている。
・葉を地面につける事で雪や風雨による影響を受けにくくしている。
・ロゼットの直径は約15〜40pほど。