道 具

炭窯づくり、炭焼きで欠かせない道具

ナタチェーンソー角型スコップ手ヘラ火バサミ背当て


ナタ

 割る、削るといった働きをする、厚みのある鉄片を刃とし、短い木柄をつけた工具。
炭づくりにおいては枝を切ったり、細かい敷き木を切ったりするのに活躍。また、炭ができてからも焚き付けに使う枝木を得るために使っている。
  DASH村では、畑でのいんげんの支柱、きのこ採りの際の杖、そして炭窯づくりと様々な場面で重宝され、山仕事には欠かせない。
ただ、初めて扱う際には難しく、斜めにすぱっと切るのには習熟が必要。

鑿

チェーンソー

 太さ50センチにも及ぶ大木をも切り倒す、チェーン状の刃を使う電動式の回転のこぎり。
のこぎりでは切れない大木も一瞬にして切り倒してしまう。

 なお、DASH村で使用したものは、
ハスクバーナ254×PG(スウェーデン製
排気量 54cc・重量 5.4kg・最高回転数 13800rpm・燃料 混合油

鉋

角型スコップ

 土などを掘る道具であるスコップには、先端の尖った「剣型」と角張った「角型」があるが、炭窯づくりで主に使用したのは、「角型」。
  角型スコップは、硬い土を掘ることは難しいが、より多くの土を効率よく掘ったり盛ったりする際に重宝され、特に、土羽に土を入れる際に活躍した。
なお、土を掘る以外にも底部で天井の土を均したり、窯口や煙道を削ったりといった細かい作業にも欠かせない道具。

両刃鋸

手ヘラ

 天井に盛った土を平らに均す際の仕上げに使った、手づくりの逸品。
コナラの木を削ってつくったこの手ヘラは表面を火であぶってつるつるにし、土が粘りつかないように工夫してあるため、取っ手を持って叩くと、土は陶器のようになめらかになる。

金槌

 コナラの丸太と枝を垂直に接合させてつくった手づくりの道具。
土羽に入れた窯の壁となる土を凝縮してつき固める際に活躍した。
この杵は大変重く、重量は20キロは軽く超え、この重さがあの強固で高密度の土羽を生み出した。
  なお、つき固める部分は先端を鉈で削り土離れをよくし、また取っ手は外れることのないよう、くさびを打ってある。

小槌

火バサミ

 炭は火をつけるのが思いのほか難しいため、一度着火させたらできる限り絶やさないようにしたい。
そこで、登場するのがこの火バサミ。
囲炉裏の中で、火のついていない炭を燃え具合のよい炭によせたり、燃え具合のバランスをとったりといった作業が自在にできる。
  また、炭の位置を変えることで、炭を美しく見せることもできる。 細い鉄片を中央で折っただけの簡単な道具のようであるが、実は奥が深い逸品。

小槌

背当て

 切り出した材木を背負って運搬する際に使う布製の道具。
地面に広げた背当ての上に炭木を置き、その上に仰向けで寝転がる体勢で装着する。
  なお、炭焼きの達人、三瓶金光氏曰く「山のよろい」。
かつての炭焼き人はこの背当てに一本20キログラムを超える重さの切り出した炭木を10本も背負って山から下りてきたという。

小槌