DASH村でつくったうどんは本当においしいものでした。
コシがあってのど越しもよく、満腹で動けなくなるまで食べました。
ただ、このうどん、無我夢中でつるつるとすすってしまいましたが、実はよく噛みしめて、思い出にひたりながら食べたくなるうどんなのです。
小麦の種を蒔いたのは一年前の冬。
種蒔き直後に厚い雪の下に埋もれてしまったときは、果たして芽が出るのか、と心配になりました。しかし、大雪にも寒さにも負けず、春、雪が融けたらしっかりと青い芽を出してくれていました。小麦は強いものです。
それから、春、夏、と、ぐんぐん伸びて穂をつけました。しかし、収穫目前、大雨と強風で倒れてしまいました。幸い、穂は無事だったのでよかったのですが、そんなお米よりも長きにわたるドラマがあったのです。
石臼で挽いて粉にして、水で練ってこねあげる。うどんは小麦と塩だけで、おいしいものになる不思議な食べ物です。うどんは、つくり方を覚えた上に、ひとりでもつくることができるので、日常の食べ物としてこれからも、つくり続けたいと思いました。
着々とやってきたものが、形になりました。実は、今も、また、二回目の小麦の種を蒔いてあります。そして、芽が出てきています。
挑戦が少しずつ形になってゆく喜びを感じたうどんづくりでした。
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