刈り取りには欠かせない〜鎌

古代エジプトや、メソポタミアの時代より使われている、草や穀類を刈る道具。
かつては石を刃にした「石鎌」が用いられていたが、
鉄器文化が広がるにつれて「鉄鎌」が主流になっている。

日本では、弥生時代に鉄鎌が登場して以来、
草刈りや稲刈り、桑の葉刈りなどに活躍している。

農作業に用いる鎌は4種類に分けられる。
刃が薄く草刈に使う「草刈鎌」。
刃にやや厚みがあり、ススキなどの大きな雑草や固い芝を切る「芝刈鎌」。
さらに刃が厚く、木の枝や灌木を払うのに用いられる「木鎌」。
そして、刃に目が立っていて繊維の強い稲わらを切断しやすく作られた「稲刈鎌」。

明雄さんの家にもそれぞれが揃っており、
農業を行っていく上で最も重要な道具として活用されている。



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