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おいしい豆腐をつくる為には、すりつぶした大豆をお湯に入れて煮立てる際、
ふきこぼれないようにするのがポイント。
ふきこぼれてしまうと、豆腐の柔らかい食感と風味が逃げてしまうのである。
そこで、豆腐づくり名人の末永さんが使ったのが「米糠」。
これは、糠に含まれる油分が表面張力を抑える役目があり、
吹きこぼれを防ぐことができるのである。
この他にも米糠は、漬物をつくるときや、ひょうたんの艶だし、
あるいは田んぼの土づくりで窒素やリン酸など土に必要な栄養の補給役など、生活に密着した使用方法がある。
使えるものは無駄なく使うという先人たちの知恵が伺える。 |
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