出張DASH村

宮城県栗原市

  • 約800平方キロメートルの面積があり、宮城県内でもっとも広い面積を誇る。
  • 宮城・岩手・秋田の三県にまたがる栗駒山は標高1626mで『奧羽山脈の女王』と呼ばれる。
  • 栗原市と登米市にまたがる伊豆沼・内沼はオオハクチョウの日本一の越冬地であり、毎年2~3000羽のオオハクチョウがやってくる。 (栗原市HP・栗原市観光ポータルサイト より)

お世話になった方

石田しほりさん(30歳)

東京大学農学部を卒業後、豊田通商に入社。
福島DASH村がキッカケの1つで農業に興味を持ち、ナッツ類の輸入事業などを経て、現在パプリカハウスのある"ベジ・ドリーム栗原"の農場長を務める。
小学生の頃からTOKIO、特に松岡のファン。

伊藤令子さん(60歳)

ベジ・ドリーム栗原で働く従業員さん。生まれも育ちも宮城県栗原市。料理の腕前はピカイチ。

パプリカ

  • ナス科トウガラシ属の一種でピーマンの仲間。
    ピーマンと比べてパプリカは身が大きくて肉厚であり、ベル型と呼ばれる形をしている。
    日本には1993年に輸入が解禁されてから普及されるようになった。
    パプリカはオランダ原産。
  • ビタミンCを多く含み、その含有量は野菜の中で2番目に多く、レモン9個分もの量が含まれている。(赤パプリカの場合)
    このことからヨーロッパでは『ビタミンの王様』と呼ばれている。
  • ビタミンCの他にも美肌効果のあるカロテンや、毛細血管を強くするビタミンPを多く含む、栄養満点の野菜。

ベジ・ドリーム栗原のパプリカ

肉厚で甘くなる理由『木の高さ5m』

実が付く場所は上に伸びる幹と横の枝。しかし横に伸びる枝は細くて栄養が十分に行き届かず、小さいパプリカになってしまう。なので、横の枝は全てカットする。
すると、上に伸びる幹だけに実を付けることでパプリカに多くの栄養を吸収させることができるため、甘くて肉厚なパプリカになる。
上に伸びる幹をどんどん伸ばすため、自然と5mほどの高さになる。
ちなみにこの栽培方法はハイワイヤー栽培といい、オランダ式。

みずみずしくなる理由『ロックウール』

ロックウールとは岩石などの天然石を元に作られた繊維で、元々は建築の断熱材として使用されているものだったが、農業先進国のデンマークで、農業用に改良された。
スポンジ状になっているため隙間が多く、酸素が通りやすい。
なので根が活発になり、呼吸をするのと同時にたくさんの水分を吸収するため、みずみずしいパプリカになる。

仕上げは人間の目で確認!

ここのハウスでは誰がどのレーンの管理を担当しているか、一目で分かるように名札を付けている。
機械での作業をしながらも、人の目で毎日パプリカの健康状態をチェックし、箱詰め前の最後の確認も、人の目で形や傷を確認する。

調理

パプリカの肉詰め

  1. パプリカを厚めの輪切りにする。
  2. 合挽き肉に玉ねぎ・牛乳・卵・パン粉・塩・コショウ・(1)で余った部分を角切りにしたパプリカを混ぜ合わせる。
  3. (1)の内側に小麦粉をまぶし、(2)を詰める。
  4. (3)を熱したフライパンに入れて3分焼き、ひっくり返したら中火で10分、フタをして蒸し焼きにする。
  5. 中まで火が通ったら中濃ソースとケチャップの合わせソースを絡ませて完成。

パプリカグラタン

  1. パプリカのヘタの部分を厚めに切り落とし、タネを取り除く。
  2. 大きめの角切りパプリカ・玉ねぎ・しめじ・エビを炒める。
  3. バター・牛乳・小麦粉・塩・コショウでホワイトソースを作り、とろみが付いたら(2)の具材を混ぜる。
  4. 具をパプリカに入れて、200℃のオーブンで10分焼く。
  5. 10分経ったらチーズを載せて、再度10分焼く。
  6. 焼きあがったらパセリを載せて完成。

パプリカかき揚げ

  1. 赤と黄色のパプリカを1cm角に、ウィンナーを1cm幅に切る。
  2. (1)に小麦粉をまぶし、薄めに作った衣を絡ませる。
  3. タネがバラけないようにクッキングシートに載せ、そのまま180℃の油で3分揚げて完成。