


茉子さんは200年以上続く農家の5代目。
米やブロッコリーのほかに、小麦やネギなど数多くの野菜を育てる。
翔太さんはオーストラリアで料理人として活躍。
有名レストランの料理長を務めたほか、数多くの賞を受賞。
オーストラリアで留学中だった茉子さんと出会い、結婚を機に日本へ帰国。
現在は加賀市で新鮮野菜をふんだんに使ったレストランを経営している。

加賀市は北陸最大のブロッコリーの産地。
冬に雪が積もる北陸地方ならではの栽培方法。
通常のブロッコリーは苗を植えてから2か月ほどで収穫できるが、越冬ブロッコリーは2か月ほど雪の中のため定植から収穫まで5か月かかる。
雪の中は0度ほどの氷温と呼ばれる状態で、ブロッコリーが凍る一歩手前。
凍らないように、糖分を溜め込むため甘いブロッコリーになる。
同じ田んぼで米やブロッコリー、麦などを年毎にローテーションして栽培。
収穫が終わったブロッコリーの葉はそのまま耕運し次の作物の栄養になる。
田んぼの土は粘土質で水持ちがよく、越冬ブロッコリーは雪も相まって定植から水やりを1度も行わない。
それでもみずみずしいブロッコリーが育つ。

【アホ・ブランコソース】
硬くなったパン、アーモンド、赤ワインビネガー、塩、ニンニク、オリーブオイル、水をミキサーで混ぜる。
【葉のサルサソース】
ブロッコリーの若い葉を細かく刻み、アーモンド、パセリ、オリーブオイル、レモン汁を混ぜる。