DASH村 ~新男米~

2001年 ~米作りスタート~

福島DASH村で、米作りを始める。

<男米>

2002年から育てている品種。「ひとめぼれ」と「タカネミノリ」の交雑種。いもち病に弱い。

<新男米>

毎年、いもち病に悩まされていた「男米」といもち病に強い「ふくみらい」を交配し、病気に強いオリジナルの品種「新男米」が誕生した。

<ふくおとこ>

さらなる美味しさを目指して、2016年から品種改良に挑戦。
掛け合わせたのは、明雄さん自らが作っていた「チヨニシキ」。

<メッシ>

2023年の塩水選で通常よりも濃い濃度で行い、より中身の詰まった良い種を選出した岸の特別米。

<ヒメノモチ>

震災後、もち米は栽培していなかったが、米作り節目の年のお祝いとして、2025年新たに挑戦。

26年目の米作り“DASH My Dream"

26年目の米作りとなる今年、城島が抱く「長年DASHを見てくれた人に新男米を食べてもらいたい」という野望、名付けて『DASH My Dream -2026-』プロジェクトが進行中。
実現のため『収穫量アップ』と『一等米を目指す』ことを軸に、新男米を届けるためのトレーラーハウスづくりに初挑戦!

26年目の稲は…

7月下旬、梅雨明け間近の田んぼでは、稲が順調に成長中。
まもなく穂が出る『出穂』を迎えるが穂が出ればやって来るのが、実った稲を狙う動物たち。
田んぼの近くではクマの目撃情報もあり、稲を守る新たな大作戦が始動。

カラクリ装置で侵入禁止大作戦!

【鍵となるのは「木酢液」】
クマ対策の鍵を握るのは、ホフマンさんが持ってきた「Wood vinegar(木酢液)」。
これは木炭を作る際に発生する煙を冷やしてできる液体で、農業では虫よけや病気の予防、さらに土壌改良にも効果があるとされる。
さらに独特な煙のような匂いは、動物が嫌がると言われ、今回のクマ対策に活用することに。

【電気いらず!木酢液のシャワー作戦】
藤原が考えたのは、木酢液を上から噴射する「ウッドビネガーシャワー」。
このアイデアをもとにホフマンさんは、田んぼに流れる水と竹の水路を利用し、水の重みでスイッチが作動し、木酢液が噴射されるカラクリ装置を提案した。

【ハバネロで木酢液をパワーアップ!】
さらに藤原は、木酢液をパワーアップさせるため、去年育てたハバネロを投入。
ハバネロなどに含まれるカプサイシンはクマ撃退スプレーにも使われる成分で、今回は刻んだハバネロを混ぜ、最強の木酢液を!

【「クマおどし」完成】
カラクリ装置を田んぼの横に設置して水を流すと、バケツには徐々に水が溜まり、いっぱいになると一気に傾いて特製の木酢液が噴射。
藤原は「クマおどし」と名付け、田んぼの周りに3つ設置。
装置の間には鈴も設置して、さらに動物の侵入を防ぐ。

【いよいよ稲が出穂、装置の効果は】
設置から10日後、田んぼの稲は一面に穂を実らせた。
城島と慎太郎が確認すると、クマおどしの効果か動物に荒らされた形跡はなかった。

お世話になった方

株式会社ハタケホットケ
ケンジ・ホフマンさん

農業の重労働を改善したいと、2022年に設立された株式会社ハタケホットケ。
3年の試行錯誤を経て、ラジコン操作で走行する草取り機「ミズニゴール」を完成させた。
発明家のホフマンさんは今回、クマ対策装置の開発・製作を手伝ってくれた。

福島県大玉村

  • 福島県安達郡大玉村は東北新幹線郡山駅から北へ30分。
    日本百名山の安達太良山を望む場所に位置する。
  • 米作りは大玉村の一大産業であるが、40年前に比べて田んぼの面積は半分に。
    現在東京ドーム21個分の面積が荒地になってしまっている。
  • 平地と山間部にも田んぼがあり、山間部では棚田が広がっている。

2023年の米作り

日本百名山 安達太良山の裾野に位置する大玉村で米作り。
30年以上作付けが行われていなかった、草木が生い茂る7段の元棚田を地元の皆さんの手助けを受け、4枚の田んぼに復活させた。
棚田ならではの問題や、虫の被害、猛暑による収穫時期の早まりなど様々な問題があったが、9月中旬に稲刈り、9月末に待望の収穫祭を行うことができた。

棚田

機械が入りにくく管理が難しい。
しかし、斜面のおかげで風通しが良い・日光が当たりやすい・寒暖差が大きいというメリットがあり美味しいお米を作るにはもってこいの場所。

2024年の米作り

大玉村で2年目の米作り。
昨年、手をつけられず畑にしていた5枚目の畑を、今年は田んぼに復活させた。
3月下旬、5枚目の田んぼの真ん中に聳え立つ高さ5m・直径最大25cmの桑の木をもう一段下に移植させ田んぼ作りスタート。
葛尾村でお世話になった畜産農家『牛屋』の吉田さんに牛糞堆肥をいただき、撒いて耕運。
5月中旬、5年ぶりに福島で育てた苗で、DASH村の仲間とともに田植えを行った。
初夏には、今年田んぼにした5枚目の水抜け対策・雑草対策を行い、イナゴ対策も行なう。
問題を乗り越え、9月中旬に稲刈り、10月初旬に収穫祭を行った。

2025年の米作り

大玉村での3年目となる米作り。
25度目の米作りは土壌からこだわり、宇宙から土壌分析を行えるアプリ「Saguri」を使って不足している栄養素を特定。
毎年使用している牛糞堆肥に加え、鶏糞と陳皮を混ぜてオリジナル堆肥を作った。
さらに苗作りでは、プール育苗を行い苗の成長を促した。
そして5月上旬、25年目の田植えを迎えた。
5月末には令和式アイガモ農法としてミズニゴールを使用し除草作業を行い、8月の出穂の頃には硫黄を使った動物対策も行った。
そして9月上旬、新男米よりも早く出穂したもち米の稲刈りを行い、9月中旬、黄金色に輝く新男米の稲刈りを行った。
10月中旬には棒かけしていた稲の籾摺り・脱穀を行い、25年目となる新米をお世話になっている福島の仲間とともに味わった。

手作りかまど『かめど』

もち米の稲刈り後、米作り25年目を迎えた今年はより美味しく新米を味わうべく、藤原が一人でこっそりとかまど作りを進めていた。亀の形を模した、その名も“かめど"!
収穫祭ではかめどで新米を炊き、上々の炊き上がりであった。