夫婦が壊れるとき

Storyストーリー

優秀な内科医・真壁陽子(稲森いずみ)。仕事も家庭も全てが完璧だと思っていた陽子はある日、夫・昂太(吉沢悠)に浮気の気配を感じてしまう。陽子にウソをついて、毎日仕事帰りにどこかへ寄っているようなのだ。

まさか昂太に限って…動揺しつつも普段通り夕食の支度を始める陽子に、昂太は帰って来るなり「知り合いの店に顔を出してくる」と言ってまた出掛けようとする。地元の名士・佐倉徹郎(矢島健一)から、妻がオープンしたレストランにぜひ来てほしいと招待されたらしい。佐倉の妻・美南(七瀬なつみ)は陽子の患者で、昂太のマフラーに付いていた髪の毛と同じ長さと色をしている。胸がざわつく陽子は、「一緒に行こうかな」と、不安を抱えながら昂太の後について行く。

店に着くと、やはり昂太の様子が妙だ。佐倉夫妻を前にひどく緊張しているし、招待されたと言ったのに、佐倉の方は昂太に覚えがないようで…。一方の美南は陽子の来店に「陽子先生!来て下さったのね!」と大げさに喜んでいる。美南がさりげなく昂太の体に触れたのを、陽子は見逃さない。

そんな中、陽子は店内で意外な人物に出くわす。患者の吉野芽衣(結城モエ)だ。普段は近くのバーで働く芽衣は、この店で短期のバイトをしていると言う。陽子は芽衣が睡眠薬を欲しがっていたことを思い出し、薬と引き換えに、芽衣にある頼み事をする――。
ついに明らかになる夫の情事!目を疑う驚愕の事実が、陽子を奈落の底に突き落とす!!

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