「いらっしゃいませ。ようこそ黄泉の食堂へ」――。
ここは、現世と来世の狭間にある『黄泉の食堂』。毎夜、現世から来る死者のために“最後の一皿”を振る舞う料理人・孟婆(中村蒼)と、食堂を仕切る白猫の白無常(声:渋谷凪咲)、パンクな閻魔王(秋谷郁甫)、そして死者を黄泉の世界に案内するスタッフ・黒無常たち。彼らの使命は、死者がもう一度食べたいと願う、人生で忘れられない料理を作り、悔いなく来世へ送り出すこと…。
黒無常一号(鈴木伸之)に導かれ、本日のお客さま、島本莉名(伊東蒼)がやって来る。生前の職業・絵師。たった今、亡くなったばかり。「ここ…何なんですか?地獄、とか…?」。状況がのみ込めず、おずおずとテーブルに着く莉名に、「ご注文は何になさいますか?」と孟婆。生前に食べたことがあるものなら、何でも作るという。しかし莉名は「食べ物とか、どうでもよくて…」と、食べる気力もなく…。思案する孟婆は「では、こうしましょう」と、莉名が生前、最後に口にした『おにぎり』を作り始め…。
彼女が抱えてきた心の闇とは…?孟婆の作る温かい一皿が、彼女の犯した罪と後悔を優しく包み込む――。











