2007年10月7日(日)/80分枠

報道ドラマスペシャル でっちあげ鹿児島えん罪事件の真相

制作=鹿児島読売テレビ
制作=日本テレビ
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まるで戦時下の特高警察を思わせる暗黒の事件が起きた。選挙違反に問われた被告12人が全員無罪。しかも「事件は警察によってでっちあげられた」というのだ。舞台は鹿児島県にある人口3万人余りの志布志市。その町のたった7世帯の懐集落で一体何が起きたのか。「NNNドキュメント」で過去2度にわたって放送した『嘘ひいごろ』=鹿児島選挙違反えん罪事件。今回はさらに取材を重ね、事件の全貌を「ドキュメンタリードラマ」という手法で描く。警察による「組織的なねつ造」はあったのか?警察はなぜ暴走したのか?でっちあげの真相を暴く。
 
ナレーター:石田純一
2007年10月14日(日)/30分枠

やくそくの里 コウノトリとともに生きる

制作=読売テレビ
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自然界で46年ぶりの巣立ちを迎えたコウノトリ。36年前この鳥は農薬で餌を失い、体を蝕まれて姿を消した。その後、人工繁殖の成功まで20年、放鳥まで30年…。今後日本中で羽ばたきが見られるようにするには、環境の整備が必要だ。兵庫にそんな命運を託された小学生がいる。彼らは去年、コウノトリの放鳥に参加。その時のつがいが、児童たちが無農薬で耕す田んぼの近くに巣を張り、産卵。ヒナが育った。その親子が見守る中で、初めて経験する肥料撒き、田植え、草取り…。子どもたちは共存の難しさと重要さを、身をもって学んでゆく。
 
ナレーター:伊藤かずえ
=再放送について= CSのニュース専門チャンネル「日テレNEWS24」にて放送
10月20日(土)24:30〜
2007年10月21日(日)/30分枠

病院が消えた…取り残される医療難民

制作=テレビ新潟
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6月、新潟県糸魚川市にある姫川病院が経営破たんした。20年前、市民運動によってできた市民出資の姫川病院。背景には深刻な医師不足があった。医師の数は5年前の半分以下、診療報酬は20億から13億に減少。債務超過に陥り、破産申請した。喘息の発作がいつ起きるか分からない一人暮らしの山沢文さん(86)。通い慣れた病院の閉鎖で大きな不安を抱える。重い狭心症の持病を抱える金子利孝さん(75)は、病院の設立に合わせてできた姫川団地に、去年秋、引っ越してきた。24時間体制の救急医療は大きな安心だった。その病院が消えた…。
 
ナレーター:和久井映見
=再放送について= CSのニュース専門チャンネル「日テレNEWS24」にて放送
10月27日(土)24:30〜
2007年10月28日(日)/30分枠

殺人医師と呼ばれて取り外された人工呼吸器

制作=北日本放送
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富山県の射水市民病院で「入院患者の人工呼吸器が取り外され、7人が死亡していた」と院長が警察に届け出たのは一昨年10月。外科部長の伊藤雅之医師(当時50歳)が、患者に自然な死を迎えさせてあげたいと家族の同意のもと人工呼吸器を取り外したという。伊藤医師は殺人容疑で50回近い事情聴取を受けたが、警察は今も立件するかどうかの判断を下していない。殺人医師と報道される一方、伊藤医師の職場復帰を求める1万人以上の署名が集まった。遺族にも処罰感情はない。つながれている限り例え心臓が停止しても規則的な呼吸が続けられる人工呼吸器。取り外し事件の波紋を追った。
 
ナレーター:槇 大輔
=再放送について= CSのニュース専門チャンネル「日テレNEWS24」にて放送
11月3日(土)24:30〜