2010年4月4日(日)/30分枠  24:50〜

片道切符  最終地”あいりん”の冬    

制作=読売テレビ

20年前、1日3万人が集まる日本一の日雇い労働者の街だった大阪・西成区のあいりん地区。そこが今、「日本一の生活保護の街」に変貌している。仕事や住まいを失った人たちが、片道切符で流れ着く最終地だ。生活保護を受け、自立を目指しながらも這い上がれない人…。「自分の葬式代くらいは自分で稼ぐ」と言って、夜な夜な空き缶拾いに精を出す人…。しかし、唯一この街で暮らす人が輝くときがある。それは、働いているとき。金を稼ぐためだけではない。社会の一員として自分がいることの誇り、生きがい…あいりんの長期取材を通して見えてきたものは、働くこととは何か、生きることとは何かという本質だった。
ナレーター:三島ゆり子
=再放送= 4月11日(日)18:30〜CS「日テレNEWS24」/4月12日(月)23:30〜「BS日テレ」
2010年4月11日(日)/30分枠  25:20〜

不満足な対価  それでも「農」に生きる    

制作=山口放送

「若手農家がジリ貧だ」「農業を志す若者たちに希望が見えない…」そんな声が聞かれる中、一人の男に出会った。500頭の黒毛和牛を育てる畜産農家の3代目、梶岡秀吉さん(36)。BSE、不況、燃料高騰など逆風が吹く中、多額の設備投資で攻めの経営をする。生身の牛が相手の畜産業は365日休み無しだ。梶岡さんの胸に、会社勤めをする友人の言葉が突き刺さる。「俺の倍働いて、収入は4分の1じゃあつまらんやろ!」地域では成功者と見られている梶岡さんの年間収入は、やっと300万に届いたところだ。どうすれば納得のいく収入が得られるのか…。梶岡さんは地域の企業や若手農家を巻き込み、新しい取り組みを始めた。
ナレーター:山本太郎
=再放送= 4月18日(日)18:30〜CS「日テレNEWS24」/4月19日(月)23:30〜「BS日テレ」
2010年4月18日(日)/55分枠  25:20〜

沖縄・43年目のクラス会 変わらぬ怒りと苛立ち   

制作=日本テレビ

NNNドキュメント40年企画(5)
日本テレビのライブラリーに、あるモノクロ映像が保管されている。日本のTVドキュメンタリーの草分け「ノンフィクション劇場」で放送された「我ら日本人沖縄18歳の発言」だ。本土復帰5年前、米軍占領下で育った高校3年生が、基地経済に依存せざるを得ない不満や苛立ち、本土に対する期待や不信感など複雑な心情を吐露している。その3年後1970年にスタートしたNNNドキュメントは高校生のその後の歩みを約40年、追跡取材してきた。普天間基地移転が注目を集める今、間もなく還暦・定年を迎える彼らの目に、今の沖縄、日本という国はどう映るのか?1月に4週連続でお届けした40年企画の第2シリーズ。
ナレーター:伊藤惣一
=再放送= 4月25日(日)18:00〜CS「日テレNEWS24」/4月26日(月)23:30〜「BS日テレ」
2010年4月25日(日)/30分枠  24:50〜

ハウスブルー 主婦たちのうつ事情   

制作=中京テレビ

自殺による死者が12年連続で3万人を超えた。最も多い原因が「うつ病」。既に患者数は100万人を超えている。働き盛りの男性のうつばかりが注目されているが、女性患者数は男性の1.7倍。発症の可能性も2倍高いと言われている。男性は仕事や職場が原因となっても家庭を心のより所にできるが、家庭環境そのものがブルーな気持ちの原因となる主婦の場合、逃げ場が無く治癒に時間がかかるという。うつで入退院を繰り返す主婦・弥生さん(33)が「この病気のことを世の中の人に知ってもらいたい」と名前も顔をふせずに取材に応じてくれた。その壮絶な暮らしぶりから、主婦がうつになる事の深刻さをクローズアップする。
ナレーター: 湯浅真由美
=再放送= 5月2日(日)18:30〜CS「日テレNEWS24」/5月3日(月)23:30〜「BS日テレ」
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