STORY

2023/05/13 OA
絶体絶命!エレベーターで緊急オペ

Teacher(坂口健太郎)は唯(白山乃愛)の小学校から呼び出しを受ける。唯が上級生に暴力を振るったらしいのだ。うなぎ(斉藤由貴)と一緒に小学校を訪れたTeacherは、イジメを止めただけで暴力は振るってないと主張する唯の言い分も聞かず、事を荒立てないために早々と謝罪。唯の気持ちをないがしろにするTeacherを、うなぎは「唯ちゃんは間違ってない!正しいことをしただけ」と珍しく強い口調で非難する。

うなぎがムキになって唯をかばうのには理由があった。実は1年前、うなぎは勤めていた御殿会病院の医療ミスを報告したために病院をクビになっていたのだ。今の唯と同じように、ただ純粋に正しいことをしただけなのに…。その御殿会病院の新しい院長・横山(街田しおん)から、うなぎは1年ぶりに復帰の打診を受ける。

一方、2年前の爆破事件の真相を追う奥泉(西野七瀬)は、これまでの取材を整理しつつも頭に浮かぶのはTeacherのことばかり。完全に恋心をこじらせていて…。

そんな中、Teacherに新たな依頼が舞い込む。依頼人は、Teacherが研修医時代に勤めていた海王病院の外科医局長・北澤司郎(眞島秀和)。唯の父・寺島光一(山本耕史)の友人で、Teacherが2年前の事件の黒幕とにらんでいる男だ。

その北澤から、自らの医療ミスによってすい臓がんが進行してしまった患者・橋爪正孝(宇納佑)のオペを依頼されたTeacherは、2年前の事件について知っていることを全て話してもらうことを条件に依頼を引き受ける。

ところが、Teacherの報告を受けたうなぎは「医療ミスの隠蔽に加担したくはない」とオペの参加を拒否。Teacherは引き留めるどころか、金輪際カンパニーとは関わるなと、うなぎにクビを宣告する――。

今度の依頼は医療ミスの隠蔽!?カンパニーに亀裂が生じる中、髪の毛1本に命運を託す緊迫の密室オペが始まる!Dr.チョコレートを絶体絶命のピンチが襲う波乱の第4話!!

以下、ネタバレを含みます。

Teacherがうなぎをクビにしたのは、御殿会病院に復帰するべきか迷っていたうなぎの背中を押すためだった。そんなことは全く知らなかった唯は、「報告がない」とTeacherをとがめ、2年前の事件の調査もTeacherと奥泉が2人だけで進めていることに不満を漏らす。困ったTeacherは仕方なく奥泉との報告会に唯を参加させると、唯と奥泉はたちまち意気投合。Teacherは蚊帳の外に追いやられてしまう。

Teacherは2年前の事件について、寺島との出世争いに敗れた北澤が、ねたみから寺島の殺害を指示したと推測。その北澤に常習的な医療ミスの臭いを感じたTeacherは、研修医時代の同期・堤に“もしもの時には”とDr.チョコレートの連絡先を教えていたのだ。まんまとワナにかかった北澤から、オペと引き換えに全てを聞き出そうとするTeacher。しかし唯は「北澤先生はパパの友達だよ?」と北澤を信じていて…。

一方、復帰を決意して御殿会病院を訪れたうなぎは、新院長・横山から秘密保持契約書へのサインを求められる。1年前の医療ミスの件は二度と口外するなという口止めの契約だ。幼い子どもから母親を奪っておきながら、相変わらずこの病院は……と、人が代わっても何ら変化のない病院の体質にうなぎは憤る。

橋爪のオペ前日、唯は足湯(鈴木紗理奈)と一緒にホストクラブを訪れ、遊んでいるうなぎをカンパニーに連れ戻そうとする。同じ頃、小学校では唯の無実が証明され、学校側はうなぎに対しても謝罪の意向を示すが、うなぎは「もう関わらないって決めたから」と取り付く島もない。そんな中、橋爪の容体が急変し、連絡を受けたTeacherはカンパニーと共に急いで海王病院へ向かう。

唯の見立てでは、橋爪は上腸間膜動脈に腫瘍が絡みついたせいで血管が詰まり、処置を急がないと命が危ない。Dr.チョコレートの正体を知って言葉を失う北澤を尻目に、カンパニーは橋爪をストレッチャーに乗せ、エレベーターで手術室へ向かう――が、途中でエレベーターが自動メンテナンスのために止まってしまい大ピンチ!管理会社に連絡したら医療ミスがバレてしまうし、メンテナンスが終わるのを待ってもいられない。ならば――「ここでやろう」。唯の言葉にカンパニーは当然のようにうなずき、その場でオペを開始!ところが今度は、うなぎの代役を任されていた足湯が門脈用の縫合糸の準備を忘れたため、門脈からの出血を止められない!絶体絶命のその時、エレベーターが動き出し、目的の階に到着したカンパニーの前に現れたのは…うなぎだ!こんなこともあろうかと縫合糸を用意していたうなぎに救われ、オペは無事成功する――。

北澤は事件の黒幕ではなく、むしろ医局長になった寺島を自分がサポートするべきだったと悔やんでいた。沢入(福山翔大)と会っていたのも、沢入が勝手に医局に入ってきたから応対しただけで、面識もなかったという。「最初から信じてた」と北澤を慰める唯は、北澤が糖尿病を患っていることを見抜き、ミスが多いのは糖尿病の薬とストレスが原因だと指摘。「パパのことは忘れて、ストレスのない生活を送って」と優しく告げる。

後日、北澤は自らの医療ミスを世間に公表。結果的にカンパニーは医療ミスの隠蔽に加担しなかったことになり、さらに奥泉によって御殿会病院の1年前の医療ミスと隠蔽工作も暴かれ、辞める理由がなくなったうなぎは再びカンパニーに戻る。だがその裏で、カンパニーに思わぬ危機が迫っていた。橋爪をオペする唯の姿を堤が盗撮していたのだ!堤は『め組』のメンバーで、沢入や薮下(石川恋)らと盗撮動画を共有。しかもその動画を、何も知らない奥泉に送りつけた――。

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