ストーリーSTORY

#32025.2.1 OA

お互いを意識しはじめた瀬奈(川口春奈)と真戸原(松村北斗)。雪予報が出たことを知り、二人とも雪見デートをしたいと思うが、相手が自分をどう思っているかが分からず、誘うことができない。

ある日、瀬奈が帰宅すると、そこには宇井(田中圭)の娘・咲良(稲垣来泉)がいた。なぜ宇井の娘がいるのかと母・祥子(瀬戸朝香)へ問いただすと、「偶然再会した宇井の家でハウスキーパーをやることになった」「宇井が出張のあいだ咲良を預かることになった」という。面倒を見るようにと頼まれた瀬奈は、何とか咲良とコミュニケーションをとろうとするが、なぜか咲良は瀬奈に対してそっけない態度である。

同じ頃、真戸原は妹・凛(香音)のストーカートラブルに巻き込まれていた。ストーカー・佐竹(西山潤)の家に軟禁されていた凛を助け出した真戸原が、警察へ通報をしようとすると、凛は頑なに拒否する。何か事情がありそうだが、凛は何も語ってくれず、真戸原は思い悩む。

なかなか距離が縮まらない中、咲良がクラスメイトの田宮裕汰(宮田体現)に告白するべきか悩んでいると知った瀬奈は、真戸原に相談する。真戸原は、咲良と田宮を誘ってデートに連れて行ってあげようと言う。

当日。Wデートという形を意識してしまう瀬奈と真戸原に、様々なトラブルが降りかかる……。

以下、ネタバレを含みます。

4人でのデート当日。瀬奈にヘアセットをしてもらい、綺麗なワンピースとパンプスを身に着けて出かける咲良。

しかし、真戸原がデートに連れ出した場所は、着飾った姿では遊ぶことが難しい娯楽施設だった。真戸原は、自然体の方が距離が近づくと考え、大きく体を動かす遊びを勧めるが、田宮へ可愛い姿を見せたかった咲良は、髪型や服装が崩れることを気にして楽しめない。瀬奈は、「好きな人に見せたい自分があり、咲良はそのために準備してきている」と真戸原に言う。
真戸原は瀬奈の言葉を受け止め、挽回するためにランチへと連れ出すが、訪れたレストランは混雑しており、順番待ちをすることに。初めは楽しく会話する4人だったが、次第に田宮は飽きてしまい、帰りたいと言い出す。また、咲良は履き慣れないパンプスで靴擦れを起こしており、出血した足を田宮に見られてしまう。全てが空回りしてしまった咲良は、「もう帰りたい」と言い出す。

なんとかしなければ、と焦る真戸原。と、遠くの空に気球が飛んでいることに気がつく。真戸原は「気球に乗らない?」と3人に提案する。

気球に乗り込む4人。高いところが苦手な瀬奈は怖がって景色を見ることができないが、それに気づいた真戸原は、瀬奈を優しく支え、景色を見るように促す。勇気を振り絞って目を開けた瀬奈は、美しい景色に感動する。

気球を楽しんだ後、咲良は田宮に告白する。「付き合うとかまだ分からない」とフラれてしまう咲良だが、「告白してよかった。言わなければ後悔していたから」と、デートの場を用意してくれた瀬奈に感謝する。そして、瀬奈に冷たくしていたのは、瀬奈が宇井の元恋人だと知っていたからだと話す。二人はすっかり打ち解ける。

綺麗な丘の上に座り、今日のデートを振り返る瀬奈と真戸原。真戸原は咲良たちに楽しんでもらえてよかったと安堵しつつ、妹・凛がストーカー被害にあっていることをつい話してしまう。そんなことを知りもしなかった瀬奈は、真戸原の力になりたいと言う。

宇井の元へ咲良を送る瀬奈と真戸原。別れ際、宇井は瀬奈に「8年前に別れた時のことをもう一度説明させてほしい」というが、瀬奈は「もう聞かなくても、大丈夫だよ」と言って宇井を突き放す。瀬奈の気持ちの変化を感じて焦った宇井は、自身の気持ちが瀬奈にあることを実感する…。