Q. | 決勝を明日に控えて、今の心境は? |
|
A. |
選手たちは皆、明日の決勝の重要性を理解していますし、サンパウロFCが歴史に名を残すチャンスだと思っています。
リバプールという優れた相手との対戦になりますし、歴史の1ページに刻まれる試合になるでしょう。
とは言え、いつもと違うことはできません。やらなければならないことは分かっていますし、明日はそれをやるだけです。
|
|
Q. | 監督ご自身は、世界一になるチャンスを目の前にして、どのように感じてるか?
(97年に)クルゼイロで南米王者になったが、その時は直前の監督交代でトヨタカップには出られなかったが? |
|
A. |
今回、チーム全体がいい働きをして南米王者になったからこそ、ここに来ることができたと思っています。
私1人の力ではありません、チーム全体の力です。明日は細かいことにも気を配って、優勝を勝ち取りたい。
サンパウロにはその力があるから、ここに来たのだと信じています。 |
|
Q. | この時点でアモローゾ(サンパウロ)、ヌール(アルイテハド)、クラウチ(リバプール)が、最多得点(2得点)ですが、アモローゾは得点王になれるか? |
|
A. |
アモローゾは経験があり、高いクオリティのプレーができます。
国際試合や決勝の舞台も数多く経験しています。
しかし私は、彼にとっても一番の目的はチームが勝つことだと思います。 |
|
Q. | シシーニョと話したのですが、サンパウロFCはこの決勝戦に勝つ必要があると思います。
サンパウロのサポーターはリバプールのサポーターより強くこのタイトルを欲しているからです。
しかし、リバプールのサポーターは欧州チャンピオンズリーグ(CL)の方を重要視しています。
これは選手にとってポジティブなプレッシャーとなる? |
|
A. |
まず、参加チームの中でこの大会が重要でないと思っているチームはないと思います。
どのチームもそれぞれの大陸で王者になってここにいるのです。
我々やリバプールのようなビッグクラブは、いつも勝たなければいけないというプレッシャーと戦っています。
個人的には、リバプールが欧州CLの方を重要視しているのは同感です。
でも、リバプールはタイトルを取るために本気で来ると思いますよ。
|
|
Q. | ブラジル代表はこのスタジアムで2002年ワールドカップ(W杯)優勝しました。
ブラジルのクラブであるサンパウロにとって、ここで勝つことはどのような意味が? |
|
A. |
(W杯と今大会は)全く異なった大会で、状況も違いますので比べられませんよ。
しかし、このような国際大会でブラジルサッカーの質を見せることは大切なことだと思います。
明日の試合は難しくなると思いますが、ベストを尽くします。
ただ、優勝したら、というような(仮定の)ことは話したくありません。
|
Q. | アルイテハドはスピードのあるカロンやチェコといった 選手がいるが、対策は? |
|
A. |
まずは対戦相手を尊敬することが大事。
初戦のアルイテハドの試合を見て、(明日も)単純なゲームにはならないと思っている。
伝統や実績はサンパウロが上かもしれないが、準備を怠ることはできない。
サンパウロに求められているのは高いパフォーマンス、がっかりさせたくはない。 |
|
Q. | リバプールはわずか2日前に来日、相手は自信があるようだが? |
|
A. |
答えはピッチの中でしか出せない。
与えられた期間で、全ての準備はして来た。まずは、アルイテハドに勝つことに集中したい。 |
|
Q. | 6大陸で真のチャンピオンを決める大会に初めて臨むことへの特別な思いは? |
|
A. |
各大陸のチャンピオンが争うと言う意味では非常にフェアな大会だと思っている。
どのクラブにも世界一のチャンスがあり、競争力の高いポジティブな大会です。
その初代のチャンピオンになるのが、サンパウロにとって世界的にも名誉だと思う。 |
|
|
|
Q. | 今日の練習は30分だけだったが大丈夫か?また、アモローゾは先発? |
|
A. |
今日はピッチを確認するだけで、それ以外特別なことはしていない。
スタメンはかなり前から決めているが、明日になれば分かるでしょう。
アモローゾと2トップを組む選手についても、心配ない。明日になれば分かるよ(笑) |
|
Q. | アルイテハドとアジアのサッカーの印象は? |
|
A. |
アルイテハドは戦術面で完成されているチーム。
スピーディで攻撃的、当たりも強い。現代のサッカーにおける、フォーメーションの完成度の高さは世界共通なので驚きはないよ。
我々は想像力あふれるパフォーマンス、レベルの高いプレーを見せたい。 |
|
Q. | 日本に来られないサポーターは、ブラジルで期待も心配もしていると思うが? |
|
A. |
ブラジル人にとってサッカーがどれほど重要かということはみなさんもご存知だと思う。
今回、新しい形の大会になって、その初代チャンピオンになることは、我々の責任。
その期待に応えたいという気持ちが強い。世界中のサポーターに喜びを伝えたい。
初戦だけでなく、その次の試合も勝ちたい。 |
|
Q. | ワールドカップでブラジルと日本が同じ組に入ったということで、日本ではブラジルのチームがどんなプレーをするか楽しみにしているが? |
|
A. |
日本のサッカーが進化していることは知っている。
日本に来てから、あちこちでサッカーをしている人を見た。
ただ、ワールドカップについてはジーコ(日本代表監督)とパレイラ(ブラジル代表監督)の仕事であって、私の仕事は、明日の試合に勝つこと。そして初代王者になること。
サンパウロFCを応援してくれる日本ファンにはエールを送りたいし、その高い期待に応えたい。 |
|
A. | GK [1] セーニ
時差ボケもなくなって、準備は全て整った感じだ。
24時間もかけて日本に来たので、サポーターそしてブラジル国民のためにも勝つつもりだ。
FKを蹴るかって?明日まで分からないよ(笑)
私がゴールを決めるということよりも、サンパウロがゴールを決めることが重要。
92年、93年の時のように優勝したい。 |
|
|
|
A. | DF [22] シシーニョ
コンディションは100%。練習でもみんな、とても集中している。
アルイテハドはチームワークのいいチームだが、全力を出せばサンパウロが勝つよ。
大丈夫! |
|
|
|
A. | FW [11] アモローゾ
コンディションはすごく良い。チームの準備も万全だと思う。
明日は全力で戦って勝ちたい。
日本は久しぶり(12年ぶり)なので、すごく楽しみにしている。
緊張しないで、自分の持てる力を全て出し切って優勝したい。 |
|
|
|
Q. | リバプールは12日に来日しますが、それはサンパウロFCにとって有利? |
|
A. |
アウトゥオーリ監督
今、心配しているのはむしろ初戦です。リバプールについてはまだ考えていません。
まずは初戦を勝ち抜くことです。相手は高いポテンシャルがあると思いますし、簡単な試合にはならないと思っています。 |
|
Q. | トーナメント方式の大会を勝ち抜くことは、サンパウロFCにとってプレッシャー? |
|
A. |
期間の短いトーナメント方式では、コンディションのいいチームが勝ち上がっていくものです。
だから、我々は早めに来日したのです。大きな挑戦ですが、1つ1つ勝ち上がっていくだけです。 |
|
Q. | ペルー代表監督を辞め、サンパウロFCの監督に就任し2カ月という短い時間で、クラブを優勝させた要因は?
また代表監督とクラブの監督の違いは? |
|
A. |
クラブでは毎日仕事をし、選手のこともよく分かるので、試合でも安心して指揮を執ることができます。
一方、代表では準備時間は短く、選手を集めるのも一苦労です。
個人的には、クラブの監督の方が好きです。
サンパウロのタイトルに関してですが、サンパウロのようなプロフェッショナルで組織も大きく、歴史あるクラブを誇りに思っています。
すでに私が来た時には、レオン前監督によって今のチームの基礎が出来ていました。
すでに勝つための情熱を持ったチームが出来てており、それは今も変わっていないと思います。 |
|
Q. | 選手たちのコンディションは? |
|
A. |
アレックスはブラジルを発つ前の練習で足首をねんざしましたが、回復しており、試合には間に合うと思います。
その他の選手たちのコンディションはいいです。 |
|
Q. | 準決勝までは「本当のキックオフではない」という見方もありますが・・・ |
|
A. |
確かに我々には伝統がありますし、有力視されているのかもしれませんが。
世界を見渡せばダークホースは存在します。 |
|
A. | GK [1] セーニ
FIFAがクラブチームの世界大陸王者を競う大会を作ったこと自体、世界のサッカーが発展しているということではないでしょうか。
伝統ではサンパウロFCが勝っているかもしれませんが、他のチームもこの大会を勝ち抜こうという情熱に溢れていると思います。 |
|
Q. | アルアハリとアルイテハドは、どちらが戦いやすい? |
|
A. | アウトゥオーリ監督
アルアハリのジョゼ監督とは、ポルトガルで働いていた時に対戦したことがあります。
ややアルアハリの方が優勢のように思っています。無敗記録を継続していますし、完成度の高いチームに仕上がっているのではないでしょうか? |
|
Q. | 今大会に向けて特別な戦い方をしますか? |
|
A. | GK [1] セーニ
どの試合でも同じ練習、準備をしています。
ただ1つ、ボールの質がいつもブラジルで使っているものと違うので、重さや曲がり具合、スピードに慣れるために気をつけて練習しているところです。 |
|
Q. | 相手チームのディフェンスについては? |
|
A. | FW [11] アモローゾ
フィジカル的には問題ありません。
日本やヨーロッパでも長くプレーしましたので。
自分にマーカーがついていれば、他のFWのためにスペースを空けて、後ろから攻撃を組み立てることもできます。 |
|
Q. | 今回の来日では、ユニホームの背中にカタカナを入れたり、日本語のガイドを作っていますが、目的は? 費用はどのぐらい? |
|
A. | フィゲレード会長
日本のサポーターが分かるようにと日本語で名前を付けました。
ただ、FIFA(国際サッカー連盟)の規則で公式戦では使えないので、試合では通常のユニホームとなります。
メーカーが用意してくれたので、費用はかかっていません。
ガイドについては、日本の皆さんにサンパウロFCというチームや歴史を知ってもらうために作りました。
ガイドは具体的に言えませんが最低限の費用で、大金を費やしたわけではありませんよ(笑) |