STORY

2022年11月9日 放送

永沢一希(鈴木伸之)から突然、「子どもができたから会社を辞める」と告げられた岩崎和佳(奈緒)は、遠距離恋愛中の永沢の彼女・白峰アイナ(足立梨花)に会いに行き、事情を探ろうとする。しかしアイナは、「ずっと一希に漁師をやめてほしかった」と和佳の説得もことごとく笑顔でかわし…。

頭を悩ませる和佳のもとに、テレビ局のディレクターから、「『お魚ボックス』の将来性を見込んで取材をさせてほしい」と連絡が入る。テレビで「将来有望なビジネス」だと取り上げられれば、アイナの気持ちも変わるのではないかと思い立った和佳は、片岡洋(堤真一)たちに事情を説明。永沢に残ってもらうためなら、と皆で盛り上がっていたのだが…。

さんし船団丸の面々がテレビに出るという噂が浜全体に広がると、漁協だけでなく、妬みを募らせた浜尻公平(高杉亘)ら他の船団の漁師たちの不平不満が爆発。「さんしは出ていけ」と喧嘩をふっかけられ、大乱闘に発展!

嫌がらせも日増しにエスカレートし、“村八分”状態にまで追い込まれる中、和佳は片岡の一言をきっかけに、ある“逆襲の一手”を思い付き…!?

※注意 以下、ネタバレを含みます。
片岡から、「これまで受けた嫌がらせをテレビでぶちまけて日本中を味方につけてはどうか」と提案を持ちかけられた和佳は、「うん、やろう。あいつら潰してやろう」とほくそ笑み、漁師たちは手分けしてテレビで告発するための証拠を集めることに。その様子を見せつけられた漁協の組合長・杉浦久光(梅沢富美男)は、焦りを募らせ…。
撮影も終わり、迎えた番組の放送日。さんしの漁師たちは事務所でワクワクと待ち構える。一方杉浦は、ヒヤヒヤしながらテレビを見ていたのだが…。放送されたのは「お魚ボックス」の紹介と、和佳たちのインタビューのみ。告発は一切なく、漁師たちも漁協の面々も狐につままれたような心地に…。
片岡は、和佳が最初から本気で告発するつもりなどなく、杉浦たちをビビらせることで、嫌がらせを終わらせようとしていたのだと知り、唖然。しかし和佳は「敵を潰すなんてせこい考えは捨てて、仲間を増やしていこうよ」と皆を鼓舞する。そんな和佳の頼もしさに、皆が胸を打たれている中、永沢は一人事務所を出て行き…。
和佳は永沢を追いかけ、テレビを見たアイナの反応を尋ねる。すると永沢は、彼女は最初から心変わりするつもりなどなかったのだと言い、それでも彼女に寄り添いたいという想いを明かす。こうして永沢は、「社長の隣で、皆と一緒に、この先の景色を見たかったです…」「俺、社長に会えて良かったです」と言い残し、船団を去って行ったのだった…。
その後、テレビ露出の影響で、「お魚ボックス」の注文は激増!和佳にも様々なオファーが舞い込み、多忙を極める日々。こうして、ようやく大海に出たファーストペンギン。しかしその先で待っていたのは、想像したこともないような種類の敵だった…!!
相関図