STORY

2022年11月30日 放送

永沢一希(鈴木伸之)が戻って来たことに、岩崎和佳(奈緒)とさんし船団丸の漁師たちは驚きながらも大喜び!

その頃東京では、片岡洋(堤真一)が「もうワシの居場所はあそこにはない」と、息子・琴平祐介(渡辺大知)がパートナー・楽(大貫勇輔)と暮らすマンションに居座っていた。

片岡がいない間も、お魚ボックスの注文は殺到しており、漁師たちはなんとか片岡の穴を埋めようと大忙し。

そこに波佐間成志(小西遼生)が現れ、「お魚ボックス」用の血抜き作業を手伝ってくれることに。パーフェクトに仕事をこなしていく波佐間は、片岡の代わりをいとも容易く務めて、皆の信頼を得ていく。

そんな中、波佐間は和佳に「浜の船団を一つの会社にまとめませんか?」と大胆な提案を持ちかける。

こうして片岡不在の中、波佐間と手を結んだ和佳は、浜尻公平(高杉亘)ら他の船団の漁師たちも巻き込み、「浜の一企業化」実現に向けて動き出すが…!?

一方、急接近する和佳と波佐間の様子に、モヤモヤを募らせた永沢は、片岡を連れ戻すべく、“ある行動”を起こし…!?

※注意 以下、ネタバレを含みます。
さんし船団丸の事務所に汐ヶ崎の漁師たちが集結し、「浜の一企業化」についての説明会が行われることに。その席で波佐間は、杉浦久光(梅沢富美男)を徹底的に言い負かして漁師たちの心を掴み、皆が「さんしの社員になる!」と波佐間のもとへ集結!その様子を見た和佳は、「かなわないよね、専門家で漁師で頼もしくて、私とは説得力が違うよね」と寂しげな笑顔を浮かべる。
それ以来、波佐間は“浜のニューリーダー”と褒め称えられるようになる。しかし、波佐間が漁協を敵視し、強引に話を進めようとする姿に、和佳は違和感を覚え始める。それでも波佐間の言葉にはいつも説得力があり、和佳は反論することができず……。そんな和佳の姿を傍で見ていた永沢は、「俺なんかやだ…」とモヤモヤを募らせ、磯田高志(吹越満)と山中篤(梶原善)と共に、片岡を東京まで迎えに行くことに!
片岡は、磯田と山中から、波佐間を中心に浜を一つにする「浜の一企業化」計画が進んでいると知らされるも、「別にええじゃろうが、ワシが帰らんでも…」と拗ねた態度を取る。すると永沢が、「僕はどうしてもあの人といる時の社長が好きになれないんです!」と訴え、最近の和佳は波佐間に呑まれっぱなしで全然らしくないのだと語り出す。永沢の熱い説得に心動かされた片岡は、ようやく汐ヶ崎に帰ることを決意!
片岡が船団の事務所に戻ってくると、そこには怒涛の勢いで帳簿の整理をしている和佳と山藤そよ(志田未来)の姿が。そして、片岡を見るやいなや、深々と頭を下げる和佳!――「ごめんなさい!私、さんしを、この浜を……売り渡してしまった!」
実は、波佐間に紹介された食品商社「神饌オーガニクス」は、日本の土地を買い漁っている外国企業だったのだ。既にさんしをはじめとする浜の船団は「神饌オーガニクス」から資金提供を受けており、知らぬ間に、浜全体が外国資本の手に渡ろうとしており……!?前代未聞の危機に陥った、さんし船団丸の運命やいかに……!?
相関図