2011年12月6日放送

命の危機に、果敢に立ち向かう人がいます。
救急救命士山田加寿美(やまだかずみ)さん。
救急救命士は、救急車で現場へ駆けつけ、病人やけが人に高度な応急処置を施す
責任の重い仕事。

「直接、人の役に立ってるんだなって
実感できる様な仕事いいなと思って。」

看護士だった母の背中を見て飛び込んだ救急医療の世界。
今では高度な技術を身につけ、的確な処置を行う山田さんですが…
新人の頃、命を預かる重圧に押し潰されそうになったことも。

「苦しんでる人に普段接することが無かったから出動するのが怖いなと
思ったことがあります」

想像を絶する過酷な経験を乗り越えてきた山田さんの心に響き励まされる言葉。
それは…

「ヘレンケラーの、やろうと思う強い意志はー」

「やろうと思う強い意志はこれまで行ってきた行動の回数と
その時の決意の強さによって決まります」

ヘレン・ケラー

『やろうと思う強い意志はこれまで行ってきた行動の回数と
その時の決意の強さによって決まります』これは、
三重苦を乗り越えたヘレンケラーの言葉

「経験だったりを積み重ねて行くことと、その時そこに望む何とかしたい
という気持ち。その二つが大事だし大きな力になっていくんだなと思ってます」

救急救命士の仕事に「これでベストということは無い」という山田さん
それでも最善を尽くし、命を救うために走り続けています。