2012年5月22日放送

粘土に夢を詰め込んで、魔法の世界を生み出す女性がいます。
粘土アーティスト 岡田ひとみ さん。
彼女の手から生みだされるのはミニチュアフード。
粘土を通して、食べ物の大切さや、物作りの楽しさを教えています。

「粘土教室で子どもたちと会うとすごくうれしい時はうれしい顔をしてくれるし、
想像しないような作品を作る子がいて面白いですね」

将来に不安を感じていた時代…

「自分が得意なモノがなかったので、
何をがんばったらいいかわからなくて…
落ち込んでしまいました。」

自信を失いかけた時、思い出した
自分にしかできないこと。

「子ども頃からお母さんの横で粘土を作るのが好きで、
私、粘土が得意だったと思い出して個展を開いたのが
粘土のスタートです。」

子供たちの笑顔を見るたび、心に浮かんでくる言葉。 それは・・・。

「自分の仕事を見いだした者は幸いである」

『過去と現在』より

職業が急激に多様化した産業革命の時代に生まれた言葉で、
「自分に合う仕事に出会った人は、仕事で幸せになれる幸運な人間である」という意味。

「みんな手紙を書いてきてくれたり、元気をもらってばかりで、
大切な私の宝物の場所です。」

粘土教室には、子どもたちの夢と笑顔と幸せが満ち溢れています。