2012年11月27日放送

力強く駆けるサラブレッド、その脚元を影で支える…
装蹄師 林朋広さん
競走馬の命とも言われる「脚」、ヒヅメに蹄鉄を打ち付け
その「脚」を守るのが、林さんの仕事。

「1頭1頭歩き方も違うし蹄の大きさから何から違う。
脚部に不安が出たりするので蹄鉄が大きくても小さくてもいけない。
この歳になっても勉強だと思ってやってる」

今までに蹄鉄を打ち付けてきた馬は1000頭以上
思い出深い出会いもありました。

「20年くらい前、暴れて手の付けられない馬がいて
草やニンジンを食べさせたりしながら蹄鉄を打たせてもらえるようになって
その馬が重賞レースを勝ってもらった時はすごく嬉しかった」

装蹄は、苦労と喜びの連続。
そんな日々を重ねていく中で、林さんの心に染みた言葉。それは…

「寒さにふるえた者ほど 太陽の暖かさを感じる」

アメリカの開拓時代を駆け抜けた、ホイットマンの詩の一節

「どれだけ優先して、その馬に対応できるか
無事にみんなが帰って来られるような 蹄鉄を打てる装蹄師になりたい」

思いやりに満ちた蹄鉄の音が響きます。