2013年3月26日放送

イマジネーションをリアルな形に…。
映画などの特殊メイクアーティスト、江川悦子さん。

「変えることの面白さっていうんでしょうか。普通の人間の顔がすっかり変わって。
だけどやっぱり人間が喋っているみたいな感じに喋ったりできるっていう。」

特殊メイクを学びはじめたのは、映画の本場ハリウッド。
25歳のときでした。

「夜、お家に帰ってから主人をモデルにしてメイクの練習をしたりとか、
あーだこーだ言われるので、喧嘩の種にならないようにしてましたけど。」

新しい世界に飛び込むのは勇気のいる挑戦…。
それを支えたのは、現地での仲間との出会いでした。

「30歳や40歳の人が学校にいて、えっ、なんでこんなおじさんが来ているんだろうって思ったら、若い時はこれをやるチャンスがなかったから今やれるようになったんでやっている。やろうと思った以上は。なんかやっぱり自分でどんどん動いていくしか無いっていう。」

「なにを始めるにも遅すぎることはない」と、
江川さんを前向きにしてくれる言葉。それは…。

『神は行動せざる者を決して助けず』

ギリシャの悲劇作家、ソフォクレスの言葉です。

「すごくこのメイクがあって助かったとか、そういうことを言っていただいたら、もう本当に嬉しいの一言で…。」

迷わず前に進むことで、道が拓けました。