2013年5月14日放送

指先から生まれる美しく繊細なフルーツのアート…。
カービングアーティスト おきみちよさん。

カービングは果物、野菜などをナイフで彫刻する、タイ発祥の伝統工芸。
そこに込められているのは…

「700年ほど前に、タイの王様に捧げるために作ったのが始まりと言われています・・・。
たのしんでもらうためっていうところから始まっているので、おもてなしっていう
意味合いが強いです。」

以前は、システムエンジニアだった おきさん。
カービングに出会って、その美しさと奥深さに 心を奪われました。

「最初は仕事と平行して趣味で。でもやはり本場のタイに行きたいと思いましたので、
勤めていた会社に話をしに行きました。ちょっとビックリされましたけどね・・・。
やっぱり憧れの土地だったので、毎日教えてもらえるっていうのは本当に喜びでしたね。」

カービングに魅了され、違う人生を歩む勇気をくれた言葉。それは…

『最大の快楽とは他人を楽しませる事である。』

人間探求のモラリスト
ラ・ブリュイエールの言葉です。

「カービングをすることによって、その人の喜びだったりとか、夢が叶うようなお手伝いを私もできたらなあって思ってます。」

カービングには、人を大切に思う気持ちが溢れています。