2013年12月10日放送

軽やかなステップ、伸びた指先、そしてしなやかな動き…
ジャズダンスの振付家・名倉加代子(なくらかよこ)さん 73歳

今もプロダンサーの振付を手がける名倉さん
イメージを練り上げるため、自ら体を動かして…。

「いくつになっても、発見があるんですね。常に常に肉体を訓練しておいて、
踊れる状態にしておくということは、必要だと思います」

ダンサーとしてのキャリアは50年以上。
創成期のテレビにも出演し、華やかなショーの世界でダンスを披露してきました。

「まだ、ジャズダンスというネーミングが無くて、心で表現できるものを持っていたのが、ショーダンスでしたね」

後進に伝えたいのは、ありのままの姿…

「私自身にもできないことがたくさんがある。でも戦ってやっている姿というのは、
説得力があると思いますね。」

いつまでも衰えない情熱を支える言葉、それは…

『年を重ねただけで人は老いない。理想を失うとき初めて老いる』

青少年の教育に尽くしたアメリカの詩人・ウルマンの詩の一節です。

「スピード感とか、キレとか、品とか、自分の『名倉ジャズ』を追求したい。
この気持ちはものすごく強いです」

熱き心が、今もダンスを追い求めます。