2013年12月17日放送

華麗に宙を舞い、世界へ打ち込むアタック…
女子セパタクロー選手・奥千春(おく ちはる)さん 。
ネットを挟んでボールを蹴り合う、東南アジア発祥の球技・セパタクロー。
奥選手は10年以上、日本代表のエースとして世界で活躍しています。

「足でやるバレーボールという表現をしていて、レシーブもトスもアタックも
ブロックも、すべて足でやるスポーツです」

運動神経は抜群、どんなスポーツでも難なくこなしてきましたが…

「リフティングをやらせてもらったんですけれど、できて2回とか…
できそうでできないみたいな感覚が、もどかしかったというか」

難しいから極めたい! そんな思いで
世界の頂点を争う選手に…。
しかし、アマチュアゆえ、アルバイトをしながらの競技生活…

「やっぱりセパタクローが好きで、自費でも行って試合をして勝ちたい」

セパタクローにかける奥選手に響いた言葉、それは…

『何かに打ち込むことこそ、人生の幸福だ』

18世紀のイギリスの詩人、トマス・グレイの言葉です。

今の目標は、来年のアジア大会初制覇。

「(アジア大会は)銅メダルを2つ持っていますし、金メダルを目指して頑張ります」

蹴ったボールの先に、世界が見えます。