2014年3月18日放送

映像に息吹きを吹き込む…。
音響効果のスペシャリスト 小島彩さん

「シーンの中で、こういう音が付いたら効果的に心情に合ったりするだろう、って
いうのを考えて音を付けていきます。」

数多くの映画作品を手がけてきた小島さん。
服の衣擦れや紙の擦れる音など、様々な小道具を使い
シーンに命を吹き込みます。

「例えば歩き方によってなんですけど、怒っている時は…こうやって…強く歩けば
怒ってる感じになるじゃないですか。悲しかったら…こうやってずってみたりとか。」

一つの作品に必要な音は1000以上。

「あの時ああいう音を作ったから参考に聴いてみようとか、いろんな音を混ぜて
ちょっと違う音を作ってみようとか。繰り返しているうちに、あっ!何かこれ上手くいったかもっていう感じですね。」

そんな小島さんが共感する言葉、それは…。

『経験は誤ることはない』

イタリアの芸術家、レオナルド・ダ・ヴィンチの言葉です。

「作品の中でひとつぐらい、ちょっと印象に残る音が付けられるようになればいいなっていう感じはしますね。」