2014年4月22日放送

春の野をゆく ローカル線…

電車の運転士 萩原愛さん。

「高校の時に電車通学を始めて、その時に運転台の窓から、前の景色を見た時に
すごくロマンを感じて、運転士になりたいと思いました」

萩原さんは去年、静岡・大井川鉄道の運転士になったばかり…。

「ブレーキ操作が難しいと思います。乗り心地の面では、お客様に不快な思いをさせてしまうので、なるべく静かに止まるように心掛けています」

たった一人のワンマン運転…
忙しくても、お客さんとの会話は仕事の楽しみです。

「常連さんもいらっしゃるんですけれど、会話する回数がちょっとずつ増えたりして、
それがすごくうれしい…」

そんな萩原さんが 共感する言葉、それは…

『あなたが笑えば、世界はあなたとともに笑う』

笑顔が持つ力を説いた、
アメリカの女性詩人、ウィルコックスの詩の一節です。

目標は 大井川鉄道の顔、“SL”の運転士。

「電車と違って生き物みたいって言われるんですけれど、その日の釜の状態などによって、走り具合が違ってくるらしいんです。将来は、SLの運転をしたいと思っています」

目的地に向かって、今日も走ります!