2014年5月6日放送

無限の世界を産み出す「シルエット」
影絵専門劇団かかし座代表、後藤圭さん。
日本で初めて、“手”の「影絵」だけで
1時間もの物語を上演したのが、この「かかし座」…

「影が持っている力っていうのは、あるんですよ。見ている人がいろんな風に想像して行くわけです。キツネならキツネってやりますよね。この影を見る人は、そこに自分の子供からの体験や色んな事を映しながらキツネの影をみる訳です。そういう想像力を刺激する力が、影にはあるんです。」

2009年に ドイツの“国際影絵フェスティバル”に参加。
驚きと共に大評判となり、世界中から上演依頼が舞い込みました。

「影という素材を使って、いろんな人たちに想像力っていうとおこがましいかも知れないけれど、夢、希望、可能性を感じていただけるようになりたいです。」

そんな後藤さんが心に留める言葉。それは…

『君がどんなに遠い夢を見ても、君自身が可能性を信じる限り、
それは手の届くところにある。』

ドイツの作家、ヘルマン・ヘッセの言葉です。

「影に命を吹き込む工夫ができた場合、無限の可能性に向かって動き出せるんじゃないかな、と思います。」