2014年7月8日放送

吹き出す水を自在に操り、水面を舞う…
フライボード選手、鈴木基晃(すずき もとあき)さん。

「高い位置から、今まで見たこともない景色が見えるので、気持ちいいですよ。」

「フライボード」は、2012年にフランスで生まれた、新しいマリンスポーツ。
鈴木さんは去年の世界大会に、日本代表として出場しました。
水上バイクが吐き出す強い水流を、ホースに伝えるだけのシンプルな仕組み。
技は、足首と足の裏の動きだけでコントロール。
筋肉を細かく使い続けるので、消耗が激しく、20分続けるのが限界だとか…

「微妙なバランスなんですよ。そこの微妙なエッジの角度を保つのに、力が入ったり…」

常に新しい技に挑戦し続ける鈴木さんが共感する言葉、それは…

『行動のないところに、幸福は生まれない』

19世紀 イギリスの政治家、ベンジャミン・ディズレーリの言葉です。

今の目標は、後方2回転ダブルバックフリップを完成させること。

「世界でも多分、数人しか出来る人はいないので、成功させて、今年も世界大会に行きたいですね。」

まだ見ぬ景色が、挑戦の原動力です。