2015年5月5日放送

砂で描く ものがたり…
サンドアーティスト 飯面雅子(いいめん まさこ)さん。

「1枚ずつ絵を壊しては、新たに1枚の絵を作るのではなく、前の絵を生かしながら画面展開のサンドアートパフォーマンスを工夫しています。」

光る舞台で砂を操り、影絵のように物語を綴る「サンドアート」
砂で描かれた人物たちは、スクリーンに映し出され、観客を魅了します。

「パフォーマンスの場合は、その場の勝負といっても即興ではなく、絵コンテをきちっと作成してパフォーマンスにあたります。」

使う砂にも こだわりが…

「青っぽい砂でシルエットができると、より黒さが引き立つということで、黄土色の砂と紺色、それから水色と。実は6色くらい混じっているんですね。」

そんな飯面さんの大切な言葉それは…

『芸術の本質は見えるものをそのまま再現するのではなく、見えるようにすることにある』

スイスの画家 パウル・クレーの言葉です。

「例えば女の子を描いた時に、嬉しいのか悲しくて辛いのか、その気持ちを表現する。見えない物を見えるようにするのが芸術だ、というところに惹かれています。」

砂で描くのは、人の心です…