2015年5月19日放送

竹竿一本で、巧みに操る・・・
揚舟(あげぶね)の女性船頭、松村美紀さん。
新緑の映える水郷で揚舟に乗る、川巡りが始まりました。

「もともと時代劇が好きで、女の船頭さんが(舟を)漕いでいるのを見て、大変そうとかじゃなく本当に気持ち良さそうだなって。やれるならやってみたいなと思うようになって。」

1周2km、40分の水路は男性でも重労働。
その疲れを野鳥や季節の草花が癒してくれます。

「最初は女性で2km近く漕ぐので、辞めるんじゃないかなって思われていたみたいで。自分の力で自由自在に動かしたりするのは楽しいですし、練習すればするほどうまく漕げるようになって行くので楽しいですね。」

2年前、初めての揚舟の女性船頭になりました。

「後ろに立つだけでも揺れて怖かったりとか、まっすぐ進むのが難しいので、腕とか肩とか筋肉痛になったり。(でも)楽しさがあるので特に苦には思わないですね。」

竹竿が切る水音の中、松村さんが思う言葉。それは・・・

『好きの道に心労なし』

好きなことは、苦労を感じないという意味のことわざ。

「独特の揺れですとか、森の中をゆっくり行く雰囲気とかを味わっていただけたらなと思います。」