2015年8月11日放送

光とガラスが織り成す世界…
ステンドグラス作家 室賀正彦さん。

「やっぱり、色ガラスの組み合わせでキラキラ感、それと自然光って言うのは朝、日が昇って日が沈むまで角度があるでしょう。それによってステンドの色の出方が違う。これは、絵画だとかそういうのには絶対負けないと思う。」

かつて、ステンドグラスは高価な物でした。

「ステンドグラス好きだ、欲しいんだけども高くて手が出ない。それがなんとかならないかなって。そうすると、やっぱりガラスを切るのが一人1日50枚しか切れなかったのが100枚切れれば短期間で仕上がる…」

更に、ステンドグラスを身近なものにと、こんな試みも…

「先日、知人の犬がなくなって『じゃあ、ステンドグラスでペットをつくってあげるよ。』で、すごい喜んでもらえたというのがあるので、良かったなと思います。」

そんな室賀さんが共感した言葉。それは…

『困難の中に、機会がある』

ピンチの中にこそチャンスがあるという、アインシュタインの言葉です。

室賀さんの作品は、いま地元を彩っています。

「街が明るくなったという声をいっぱい聞いていますので、本当にステンドグラスやっていて良かったとつくづく思います。」

光の芸術が、人の暮らしを照らします。